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勉強嫌いを克服!中高生が「できる!」を実感する勉強法と習慣化の成功実例

「うちの子、全然勉強しないのよね…」「どうすれば勉強を好きになってくれるんだろう?」
もしあなたが、中学生・高校生のお子さんの勉強嫌いに頭を悩ませる保護者の方なら、きっと同じような思いを抱えていることでしょう。
勉強嫌いには、様々な原因が考えられます。しかし、多くの場合、その根底にあるのは「勉強のやり方がわからない」「やってもできない」という成功体験の不足です。この「できない」という感覚が積み重なることで、勉強は「つまらないもの」「苦痛なもの」になってしまいます。
しかし、ご安心ください。勉強嫌いは、決して治らないものではありません。勉強のやり方を見直し、小さな成功体験を積み重ねることで、お子さんは自ら机に向かい、学ぶことの楽しさを知るようになるでしょう。
この記事では、勉強嫌いの中高生が「これならできる!」と実感できる具体的な勉強法と、勉強を習慣化するためのヒント、そして実際に効果を上げた成功実例をご紹介します。
1. 「なぜできない?」を掘り下げる:勉強嫌いの本当の原因を探る

お子さんがなぜ勉強嫌いなのか、まずはその原因を探ることが重要です。その際、決してお子さんの能力不足や努力不足などを指摘しないようにしましょう。
- 集中力が続かない: 周囲の音や情報に気が散りやすい、スマホが手放せない
- 基礎学力が不足している: 授業についていけない、問題が解けない
- 目標がない: 何のために勉強するのかわからない、モチベーションが低い
- 完璧主義すぎる: 少し間違えるとやる気をなくす、最初から諦めてしまう
- 勉強以外の誘惑が多い: 部活動や趣味に没頭しすぎている
お子さんとじっくり話し合い、もしかしたらお子さん自身も気づいていない「本当の原因」を見つけてあげましょう。
2. 「これならできる!」を増やす:小さな成功体験を積み重ねる勉強法

勉強嫌いを克服するためには、まずは「できる!」という成功体験を積み重ねることが何よりも大切です。そのためには、これまでと同じやり方ではなく、お子さんの特性に合わせた新しい勉強法を試してみましょう。
(1) 超スモールステップで始める「細分化勉強法」
「数学のワークを終わらせる」という大きな目標ではなく、「数学のP.10の例題を1問解く」というように、極限まで目標を細分化します。達成しやすい小さな目標を設定することで、「できた!」という喜びを感じやすくなります。
(2) 完璧を目指さない「マル付け勉強法」
「間違えたらダメ」という意識が強いお子さんには、まずは「マル付け」に焦点を当ててみましょう。問題集を解く前に答えを写し、まずは「写す」という作業から始めます。その後、なぜその答えになるのかを理解しようと努めることで、心理的なハードルが下がります。
(3) 楽しく学ぶ「ゲーム化勉強法」
タイマーを使って時間を区切り、集中力を高める「ポモドーロテクニック」や、問題集をクリアするごとにご褒美を用意するなど、勉強をゲームのように捉えることで、楽しく取り組むことができます。
(4) 視覚的に理解する「図解・マインドマップ勉強法」
教科書の内容やノートを、図やイラスト、マインドマップを使って整理する癖をつけましょう。視覚的に情報を整理することで、理解度が深まり、記憶にも残りやすくなります。
3. 「続ける!」をサポートする:勉強を習慣化するためのヒント

一時的に勉強ができるようになっても、それを継続できなければ意味がありません。勉強を習慣化するためには、お子さんをサポートする環境づくりが重要です。
- 決まった時間に勉強する習慣をつける: 毎日同じ時間に勉強することで、脳が「この時間は勉強する時間だ」と認識し、集中しやすくなります。
- 勉強場所を固定する: 気が散るものが少ない、集中できる場所を決めましょう。リビングの一角や、図書館なども有効です。
- スマホやゲームのルールを決める: 勉強中はスマホを別の部屋に置く、ゲームは勉強が終わってからにするなど、誘惑を断ち切るルールを設定しましょう。
- 頑張りを認めて褒める: 結果だけでなく、勉強に取り組む姿勢や努力を具体的に褒めることで、お子さんのモチベーションを維持できます。
- 時には休憩も大切: 集中力が途切れてきたら、無理せず休憩を挟みましょう。ストレッチをしたり、飲み物を飲んだり、リフレッシュすることで、再び集中できます。
4. 成功実例:諦めずに「できる!」を積み重ねた先輩たちの声

【成功実例1】「スマホ依存」から「自主学習」へ!A君(高校1年生)の場合
以前は常にスマホが手放せず、勉強時間はほぼゼロだったA君。母親との話し合いで、まずは「寝る前の30分だけ、スマホを別の部屋に置く」というルールから始めました。その時間を使って、簡単な単語帳をめくることからスタート。
次第に「30分ならできる」という自信がつき、次は「平日の夜は9時までスマホを触らない」というルールにステップアップ。勉強時間も1時間に増え、今では予習・復習を自ら行うようになり、成績も向上しています。
【成功実例2】「苦手意識」を克服!Bさん(中学3年生)の場合
数学に強い苦手意識を持っていたBさん。「どうせ解けない」と最初から諦めてしまうことが多かったため、まずは「教科書の例題を答えを見ながら書き写す」という宿題から始めました。
最初は戸惑っていたBさんですが、「写すだけならできる」と取り組むうちに、問題の解き方を理解できるようになりました。その後は、類題を解く、発展問題に挑戦するなど、徐々にステップアップ。今では数学のテストで高得点を取れるまでに成長し、「やればできる!」という自信につながっています。
まとめ:お子さんの「できる!」を見つける旅
勉強嫌いの克服は、決して一朝一夕でできるものではありません。しかし、お子さんの個性や特性を理解し、適切な勉強法と習慣化のサポートを行うことで、必ず「できる!」という成功体験を積み重ねることができます。
保護者の方の焦る気持ちもよく分かりますが、一番大切なのは、お子さんのペースを尊重し、根気強く寄り添うことです。「なぜできないの?」ではなく、「どうすればできるだろう?」という視点でお子さんと向き合ってみてください。
お子さんが「勉強って意外と面白いかも」「やればできるんだ!」と感じるその瞬間を、ぜひ一緒に目指しましょう。この記事で紹介した方法や実例が、お子さんの勉強嫌い克服の一助となれば幸いです。
保護者の方もお仕事や家事などで忙しいときは、素直に塾に頼ってみましょう。スタディブレインでは、お子さんが勉強に対して前向きになってもらうのはもちろんですが、保護者さんの負担も減らしていきます。
どういう授業をしているのか気になった方は、ぜひ一度体験授業にお越しください。
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プロフィール:
和田晶平 スタディブレイン和歌山駅東口教室勉強コーチ
哲学と歴史が大好き 最近は中国古典にハマっている
スタディブレイン和歌山駅東口教室