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勉強の仕方

【中高生・保護者必見】勉強で成果を出すための効果的な目標設定の立て方

「頑張っているはずなのに、成績が伸びない」
「目標は立ててみたけど、すぐに挫折してしまう…」

そんな悩みを持つ中高生や、その保護者の方も多いのではないでしょうか?

実は、目標の立て方には“コツ”があります。
ただの願望で終わらせず、毎日の行動につながる目標を立てることで、やる気と結果の両方を手に入れることができます。

この記事では、勉強における「効果的な目標設定」の立て方を、5つのステップでわかりやすく紹介します。


1. なぜ勉強に目標設定が必要なのか?

目標があると、「今やるべきこと」が明確になります。

なんとなく勉強するよりも、目的に向かって一歩ずつ進んでいる感覚があると、やる気や集中力がぐっと上がります。また、進捗を確認しやすいため、振り返りや修正も簡単です。


2. 目標設定の5ステップ

ステップ①:最終ゴールを明確にする

まずは、自分が最終的にどうなりたいのかをはっきりさせましょう。

例:

  • 第一志望の高校に合格したい
  • 学年順位で30位以内に入りたい
  • 英検準2級を中3までに取りたい

このとき、自分自身が「本気で叶えたい」と思えることが大前提です。他人に言われたから…では長続きしません。


ステップ②:ゴールから逆算して中間目標を立てる

いきなりゴールに到達することはできません。だからこそ、途中に「中間目標」を置いて、段階的にステップアップしていきましょう。

例:

  • 次の模試で偏差値55を目指す
  • 1ヶ月後の定期テストで5教科400点以上を狙う
  • 今月中に英単語帳のPart1を終わらせる

中間目標があることで、目の前の勉強が「今どこを目指しているか」とリンクし、計画に意味が生まれます。


ステップ③:行動目標を「数字+時間」で具体化する

日々の行動を明確にしなければ、目標は絵に描いた餅です。
ここでは「何を」「どれだけ」「いつまでに」やるのかを具体的に決めましょう。

❌ あいまいな目標 → ✅ 具体的な行動目標 の例:

  • ❌ 英語をがんばる
     → ✅ 毎日英単語を20語ずつ覚える
  • ❌ 数学を勉強する
     → ✅ 毎日30分、問題集を2ページ解く
  • ❌ 勉強時間を増やす
     → ✅ 平日は19時〜21時、休日は午前2時間+午後2時間
  • ❌ 歴史を復習する
     → ✅ 今週中に「江戸時代」の範囲をワークで2周する

数字と時間を明記することで、達成の可否が明確になり、成功体験にもつながります。


ステップ④:習慣化できる仕組みを作る

どんなにいい目標でも、続かなければ意味がありません。継続のカギは「仕組み化」です。

おすすめの習慣化テクニック:

  • 毎日同じ時間に取り組む(例:夕食後30分は勉強タイム)
  • カレンダーやアプリで見える化(例:できた日にシールを貼る)
  • 小さなご褒美を設定する(例:1週間続いたら好きなお菓子OK)

「できた」「続いた」という事実が、次のやる気を生み出します。


ステップ⑤:週1回の振り返りで目標を調整する

完璧にこなす必要はありません。むしろ、「振り返って調整する」ことこそが成功の近道です。

振り返りの例:

  • どれだけ達成できたかを確認する
  • 難しすぎたら目標を下げてOK
  • 逆に余裕があれば少しレベルアップする

定期的に見直すことで、計画が「生きた目標」になります。


3. 保護者ができる声かけ・サポート例

お子さんが自分で目標を立て、実行するためには、大人の関わり方も重要です。

効果的な声かけ例:

  • 「次のテストで、どこを頑張りたいと思ってる?」
  • 「そのために、1日どれくらい勉強できそう?」
  • 「1週間やってみて、また話聞かせてね」

本人が自分で決めるよう促しつつ、見守る・支える姿勢がカギです。


4. よくある失敗とその対策

どんなにやる気があっても、目標設定にありがちな落とし穴はあります。ここでは、実際によくあるつまずきと、その対処法を紹介します。

● 失敗①:目標があいまいで行動につながらない

「テストでいい点を取りたい」など、ざっくりした目標は、行動に落とし込みづらく、結局何をすればいいのか分からなくなりがちです。

対策: 数字や期限を入れて、「何を・どれくらい・いつまでに」やるかを明確にする。

● 失敗②:高すぎる目標を立てて挫折する

最初から100点を目指す、いきなり毎日3時間勉強するなど、現実離れした目標は続きません。

対策: 最初は「これならできそう」と思える小さな目標からスタートし、達成感を積み重ねる。

● 失敗③:親や先生に決められた目標でやる気が出ない

他人に言われたことには納得感がないため、意欲が湧きにくくなります。

対策: 本人が「自分で決めた」と感じられるような関わり方を意識する。

● 失敗④:振り返りや見直しをしないまま続ける

うまくいっていないのに気づかず、そのまま続けて成果が出ずに終わってしまうケースも。

対策: 週に1回など、簡単でもいいので「振り返りタイム」を設けて、計画の調整を習慣化する。


まとめ|目標設定は「夢を叶える設計図」

目標は、ただ掲げるものではなく、毎日の行動につなげるためのツールです。

  • 最終ゴールを決める
  • 中間目標と行動目標を立てる
  • 習慣化と振り返りで実行力を高める

このサイクルを回すことで、勉強に対する主体性が育ち、やがて自信と成果につながります。

勉強で成果を出したいと願う中高生と、それを支える保護者の方にこそ、この「目標設定の力」を活かしていただければと思います。

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プロフィール:

和田晶平 スタディブレイン和歌山駅東口教室勉強コーチ

哲学と歴史が大好き 最近は中国古典にハマっている

スタディブレイン和歌山駅東口教室

住所:〒640-8323 和歌山県和歌山市太田2丁目2−15 岡三ビル3階