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勉強嫌いの直し方|子どもが前向きに学ぶようになる5つの工夫
「うちの子、全然勉強しないんです…」
「机に向かわせるだけで毎日ひと苦労」
そんな悩みを抱える保護者の方は少なくありません。
小学生・中学生の多くが一度は「勉強嫌い」を経験します。ですが、正しい関わり方をすれば、勉強への苦手意識は少しずつ変わっていきます。
この記事では、勉強嫌いの直し方をテーマに、家庭でできる5つの具体的な工夫を紹介します。
そもそも、なぜ子どもは勉強を嫌いになるのか?
まず前提として知っておきたいのは、勉強嫌いの原因は子どもの性格ではなく、体験と環境であるということです。
主な原因は次の通り:
- わからないことが多くて「できない」気持ちになる
- 勉強=怒られるものというイメージ
- 周りと比べられてプレッシャーを感じている
- 勉強より楽しいこと(ゲーム・動画など)がたくさんある
- 自分で決めず「やらされている」感覚
こうした経験が重なると、「勉強=つらいもの」と脳が学習してしまい、どんどん避けるようになります。
勉強嫌いの直し方①:まず「できた」を体験させる
勉強嫌いを直す第一歩は、成功体験を積ませることです。
難しい問題にいきなり取り組ませるよりも、
- 簡単な問題から始める
- ヒントを出して一緒に解く
- 解けたらすぐに褒める
このように、「自分にもできるんだ!」という感覚を持たせることが大切です。
特に小学生の場合、「わかる=楽しい」という体験が勉強に対する印象を大きく変えます。
勉強嫌いの直し方②:「やる理由」を子どもと話す
「なんで勉強しないといけないの?」と聞かれたとき、「将来のため」と答えても、子どもにはピンときません。
代わりに、子どもの日常に結びつけて話すのがおすすめです。
- 「マンガもゲームも、文字が読めないと楽しめないよね」
- 「計算が速いと、おこづかいの管理も上手になるよ」
勉強が現実の生活や興味とつながっているとわかれば、子どもは自然と前向きになります。
勉強嫌いの直し方③:時間より「量」と「質」を重視する
「1時間勉強しなさい」と言っても、内容が頭に入っていなければ意味がありません。
勉強嫌いな子には、まずは短時間・少量・集中型の学習が効果的です。
- 1回10分でOK(集中できる時間だけ)
- 今日やるのは“この1ページだけ”と決める
- 終わったらしっかり褒める or 好きなことができるご褒美タイム
これを繰り返すことで、勉強への抵抗感が少しずつ薄れていきます。
勉強嫌いの直し方④:「勉強=怒られるもの」というイメージを変える
「なんでやらないの!」
「また間違えてるじゃん!」
つい言いたくなる気持ちはわかりますが、叱ることで勉強嫌いが悪化することもあります。
子どもが感じているのは「やらなきゃ」ではなく、「どうせまた怒られる」です。
まずは安心して間違えられる環境をつくることが大切です。
- 解けなくても、「ここまではよく考えたね」と認める
- 間違いは「伸びしろ」と伝える
- 親が先に問題を解いて「難しいね」と共感するのも効果的です
勉強嫌いの直し方⑤:「自分で決める」を増やす
勉強嫌いの子どもは、勉強を**「やらされているもの」と感じている**ことが多いです。
少しずつでも「自分で決める」経験を増やすと、勉強に対する主体性が育ちます。
- 「どの教科からやる?」
- 「この2つから、今日はどっちやる?」
- 「いつやる?夕飯の前か、後か?」
選ばせることで「自分で決めたからやる」という納得感が生まれます。
まとめ|勉強嫌いは“直る”もの。焦らず、少しずつで大丈夫
勉強嫌いは、一度なってしまっても直し方を知れば回復できます。
大切なのは、毎日の中で「できた」「わかった」「楽しいかも」というポジティブな体験を積み重ねること。
親の関わり方ひとつで、子どもの勉強へのイメージは大きく変わります。
焦らず、比べず、少しずつ。
「勉強が苦手だった子が、自分から机に向かうようになった!」そんな日もきっと来ます。
スタディブレインに通ってくれている多くの生徒さんは、勉強に前向きになったり、家で勉強してくれるようになったりして、大きな成長を遂げてくれています。
今は勉強嫌いのお子さんでも、スタディブレインに来れば自分から勉強してくれるようになります。ぜひ体験授業にお越しください。
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プロフィール:
和田晶平 スタディブレイン和歌山駅東口教室勉強コーチ
哲学と歴史が大好き 最近は中国古典にハマっている
スタディブレイン和歌山駅東口教室