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勉強の仕方

定期テストの家庭学習が続かない理由と、続けるための習慣化の工夫

「テスト前だから勉強しなきゃ…」と思っても、なかなか家庭学習が続かない。
そんな悩みを持つ中高生、そして保護者の方はとても多いのではないでしょうか?

今回は、**なぜ家庭学習が続かないのか?**という根本的な原因と、誰でも実践できる習慣化の工夫をお伝えします。


家庭学習が続かない5つの理由

1. 目標が曖昧でモチベーションが湧かない

「頑張らなきゃ」という気持ちはあっても、具体的な目標がないとやる気は続きません
目標がぼんやりしていると、何をどれだけやればいいのかも分からず、やる意味も感じられにくくなります。

短期・中期・長期の目標を具体的に立てることが大切。
「英語で20点アップ」「理社を平均以上に」など、明確に設定しましょう。


2. 最初からハードルが高すぎる

いきなり「3時間勉強しよう!」と思っても、やる気が続かず挫折しがちです。
「時間が取れないから今日はやらない」と先延ばししてしまう人も多いです。

「1ページだけ」「5分だけ」から始めると、自然と集中状態に入りやすくなります。
やる気は「始めること」で生まれます。


3. 誘惑が多く、集中しにくい環境

スマホやテレビ、ゲームなど、家には誘惑がたくさんあります。
目の前にあるだけで、集中力が削がれてしまいます。

誘惑は「意思」でなく「環境」で断つ。
・スマホを別の部屋に置く
・机の上を整理する
・図書館や自習室を使うのもおすすめ


4. 勉強の進め方がわからない

「何から手をつければいいかわからない」という理由で、結局何もしない子は少なくありません。
とくに中学1年・高校1年では、自己管理の力がまだ育っていないことが多いです。

具体的な計画を紙に書いて「見える化」することが効果的です。
・「理科のワークを3日で終わらせる」
・「月曜は英語、火曜は数学」など、ざっくりでもOK


5. 成果がすぐに出ず、やる気が落ちる

「勉強してるのに点数が上がらない」と感じて、続ける意味を見失ってしまうケースもあります。
勉強は成果が出るまで時間がかかるものです。

成果より「続けている自分」を認めることが重要です。
・毎日の勉強を記録する
・ページ数や勉強時間を書いて、前進している実感を持つ


家庭学習を習慣化するための工夫

続けられる子には“仕組み”があります。以下のような工夫で、誰でも続けやすくなります。

  • 決まった時間・場所で勉強する
     →「この時間は勉強するもの」と脳が覚えると、自然と机に向かえるようになります。
  • 終わった後にちょっとしたご褒美を用意
     → 好きな飲み物、10分間の動画タイムなど、「終わったら〇〇できる」と思える仕組みを。
  • その日のやることを紙に書き出す
     → 「やったことが見える」と達成感が生まれ、自己効力感も高まります。
  • 家族が声をかけて見守る
     → 「今日は何やったの?」「がんばってるね!」と関心を示すだけでも、本人のやる気が上がります。
  • 結果ではなく行動を褒める
     → 点数より「毎日続けてるのがすごいね」と声をかけてください。これが一番のエネルギーになります。

勉強は“意志”ではなく“仕組み”で続けるもの

「うちの子は意志が弱くて…」と悩む保護者の方は多いですが、
本当の問題は“意志の強さ”ではなく、“習慣にできる仕組みがあるかどうか”です。

家庭学習を無理なく続けるには、次の3つがポイントです。

  • 目標を明確にする
  • 小さく始める
  • 環境と仕組みで習慣化する

家庭学習をうまく続けられるようになれば、定期テストの成績だけでなく、
日常的な学力アップにもつながります。

「やる気がない」「続かない」と感じている子ほど、今回の工夫を試してみてください。
行動が変われば、自信も変わります。

習慣化することはかなり難しいですが、そのお手伝いもスタディブレインではさせていただいています。他にも習慣化についてのコツを知りたい方は、他のブログをご覧ください。

毎週土曜日の勉強会でも、役立つ情報をお伝えしていますので、興味がある方はぜひお問い合わせください。

プロフィール:

和田晶平 スタディブレイン和歌山駅東口教室勉強コーチ

哲学と歴史が大好き 最近は中国古典にハマっている

スタディブレイン和歌山駅東口教室

住所:〒640-8323 和歌山県和歌山市太田2丁目2−15 岡三ビル3階