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覚えにくいものをしっかり覚える!科学的に効果的な暗記法とは?
勉強していると、「この用語だけどうしても覚えられない…」「何度も見てるのにすぐ忘れる…」という経験、誰しもありますよね。特に理科や社会など、覚える内容が多い教科では、記憶の定着に悩む人が少なくありません。
この記事では、**科学的に効果が認められている“覚えにくいものを覚えるコツ”**を紹介します。暗記に苦手意識がある方や、もっと効率よく覚えたいと考えている学生・保護者の方はぜひ参考にしてください。
なぜ「覚えにくい」ものがあるのか?
まず前提として、「覚えにくいもの」とは、次のような特徴を持つ情報です。
- 抽象的でイメージしにくい
- 他の知識とのつながりが薄い
- 興味や関心がわきにくい
- 使う頻度が低く、定着する機会が少ない
つまり、覚えにくさには理由があるということ。その対策も、原因に合わせて工夫することが大切です。
覚えにくいものを覚えるための効果的な方法
以下の方法は、心理学や脳科学の研究でも裏付けられている「忘れにくく、思い出しやすい記憶のつくり方」です。
- 分散学習(少しずつ・何度も)
1日で一気に覚えるより、数日かけて何度も触れる方が記憶に残りやすい。「エビングハウスの忘却曲線」が示すように、復習のタイミングが重要です。 - 想起練習(思い出す練習)
教科書やノートを「見る」のではなく、「何だったっけ?」と自分の頭で思い出す練習をすること。テスト形式のアウトプットが効果的です。 - 間違い直しを重視する
間違えたところほどチャンス。「なぜ間違えたのか」「正しい答えはどうだったのか」をしっかり整理することで、印象が深くなります。 - 具体例と結びつける
抽象的な言葉は覚えにくいため、身近な例・映像・図・ストーリーとセットで覚える。社会の歴史や理科の現象などに効果的です。 - 音読・書き写し・口に出す
「五感」を活用すると記憶に残りやすくなります。黙読だけでなく、声に出して読む、手を動かして書くことで、脳に複数の刺激を与えられます。 - 語呂合わせ・リズム化
「西暦1192年=いい国つくろう鎌倉幕府」のように、覚えにくいものはリズムや語呂で強引にでも記憶に定着させるのが効果的です。 - 人に説明する
誰かに教えることで、自分の理解が浅い部分に気づけます。保護者の方が聞き役になってあげるのも◎。
覚えにくい=悪いことじゃない
「なかなか覚えられない」というのは、決して能力の問題ではありません。むしろ、「すぐ覚えたものほどすぐ忘れる」という研究結果もあります。覚えにくいものこそ、丁寧に・繰り返して・関連づけて覚えることで、確実にあなたの武器になります。
最後に
暗記に近道はありませんが、「努力の仕方」には正しい方向があります。今回紹介した方法は、実際に多くの生徒たちの成果につながっているものばかりです。
もしお子様が「覚えられない…」と悩んでいるなら、「覚え方を変えてみようか」と声をかけてみてください。努力の仕方を変えることで、勉強はもっと楽になり、自信もついてきます。
今回ご紹介したような暗記法を、スタディブレインでは授業に取り入れています。そして、「自分は暗記が得意かも」と自身を持ってくれる生徒もたくさんいます。
私たちは、「覚えられない=能力の問題」と安易に結びつけることはしません。単に別のやり方を試していないからだ、と考えます。
正しい勉強法で成果を出したい方は、ぜひ一度体験授業にお越しください。
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プロフィール:
和田晶平 スタディブレイン和歌山駅東口教室勉強コーチ
哲学と歴史が大好き 最近は中国古典にハマっている
スタディブレイン和歌山駅東口教室