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「自分ならできる」が最強の武器!勉強のやる気を高める自己効力感の育て方
「どうせ自分にはムリ…」
そんなふうに思った瞬間、やる気は一気に消えてしまいますよね。
勉強において大切なのは、能力よりも「自分ならできる」という気持ち。
これを心理学では**「自己効力感(Self-Efficacy)」**と呼びます。
本記事では、心理学者バンデューラが提唱した自己効力感理論をもとに、勉強のモチベーションを高めるための考え方と実践法を紹介します。
やる気が出ないのは能力ではなく「自信」の問題
「やる気がない子」と言われる生徒でも、よくよく話を聞くと「どうせやってもムリ」「また失敗するのが怖い」という思いを抱えていることが多いです。
つまり、やる気の低さの裏には…
- 失敗体験の積み重ね
- 周囲との比較で感じる劣等感
- 努力しても報われないという無力感
といった「自信のなさ=自己効力感の低下」があるのです。
自己効力感とは?バンデューラの理論から学ぶ
心理学者アルバート・バンデューラは、人は「自分はこの課題をうまくこなせる」と感じたときに行動を起こしやすくなると提唱しました。
これが「自己効力感(self-efficacy)」です。
彼の研究では、自己効力感が高い人は…
- 困難に直面してもあきらめずに取り組む
- 努力を続ける力がある
- ストレスや不安に強い
という特徴があることが分かっています。
つまり、勉強のやる気・継続・成績UPの土台は「できるかもしれない」という感覚なのです。
なぜ“結果”より“行動目標”が効果的なのか
自己効力感を高めるには、「点数」や「順位」といった結果だけでなく、自分の努力や行動に注目することが大切です。
例:
- ×「80点取れなかった…」
- ○「前より10点伸びた!努力が成果に近づいている」
- ×「1問も解けなかった」
- ○「解説を見たら理解できた!次は一人で挑戦できそう」
このように、「やってみたら思ったより進めた」「がんばったら理解できた」
そんな小さな成功体験が“自分ならできる”という実感を育ててくれます。
勉強への自己効力感を高める4つの方法
バンデューラは、自己効力感を高める方法として以下の4つを挙げています。
①【成功体験の積み重ね】
- 簡単な問題から徐々にステップアップ
- 小さな目標を達成しながら「できた!」を増やす
→「前もできたから、今回もやれる気がする」という実感が大事です。
②【代理体験(他人の成功を見る)】
- 同じくらいのレベルの友達ができた→「自分にもできそう」
- 成功事例を見せてもらうと、自分の想像が変わる
→ 指導者や保護者の「○○さんも前は苦手だったけど、コツコツ続けてできるようになったよ」という声かけは効果大。
③【言語的説得(声かけ)】
- 「できるよ」「前より伸びてるよ」と励まされることで自信が湧く
- 特に信頼している人からの言葉は強く響く
→ 否定や比較ではなく、“努力の過程”を認める声かけが効果的です。
④【生理的・感情的な安定】
- 緊張、不安、疲労が強いと「できる気がしない」につながる
- 適度な休憩、安心できる環境も、自己効力感を支える要素
→ 勉強時間だけでなく、環境・睡眠・気持ちの安定も大切に。
家庭でできる声かけと支援
- 「そのやり方いいね!自分で工夫してるのがわかるよ」
- 「できない問題に挑戦する姿勢がすごい」
- 「ミスに気づけたってことは成長してる証拠だね」
→ 行動や工夫・変化に注目する声かけが、本人の自己効力感を押し上げます。
まとめ|「やる気」の正体は「できるかも」の気持ち
自己効力感は、やる気の“土台”です。
「やれるかも」「この方法なら自分にもできそう」という実感が、努力を続ける力になります。
最後にポイントをおさらいしましょう。
- 「できる気がしない」がモチベーション低下の原因
- 小さな成功体験が「できるかも」という感覚を育てる
- 結果だけでなく、行動・努力に注目する
- 声かけと支援で自己効力感を引き出せる
勉強が続かない、やる気が出ない…そんな悩みは、自分への期待値が低くなっているサインかもしれません。
「少しずつ」「自分なりに」を大切にしながら、「自分にもできる」という感覚を育てていきましょう。
スタディブレインでは、子どもたちに成功体験を積んでもらうことが重要と考えています。そのため、日々生徒の自己効力感を育てるための声掛けを行っています。
勉強嫌いのお子さんがいる方にはきっと良い環境を提供できます。ぜひ一度体験授業にお越しください。
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プロフィール:
和田晶平 スタディブレイン和歌山駅東口教室勉強コーチ
哲学と歴史が大好き 最近は中国古典にハマっている
スタディブレイン和歌山駅東口教室