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勉強の仕方

高校生の勉強法と中学生の勉強法は何が違う?高校生の勉強が大変な理由とは

中学生の勉強と高校生の勉強。一見似ているようでいて、その実態は大きく異なります。この記事では、「高校生 勉強法」と「中学生 勉強法」の違いを整理しながら、高校生が感じる勉強の大変さ、その理由、そして効率的な対処法について解説します。

1. 勉強量が圧倒的に違う

まず最初に挙げられるのは、勉強量の圧倒的な違いです。

中学校の授業では、主要5教科(国・数・英・理・社)を中心に、比較的基礎的な内容が扱われます。しかし高校に入ると、英語が文法・読解・リスニングに細分化され、数学も数学ⅠA・ⅡBC・Ⅲなど専門的に分かれていきます。理科も物理・化学・生物・地学に、社会も世界史・日本史・地理・倫理・政治経済などに分かれ、教科数が増加し、内容も格段に難化します。

加えて、大学受験を意識した長期的な学習が必要になるため、授業外での自主学習量が飛躍的に増えるのが高校生の特徴です。

2. 「内申点重視」から「入試一発勝負」への変化

中学生の多くは高校受験で内申点が重視されるため、定期テスト対策や提出物の管理、授業態度の評価など、「幅広い努力」が求められます

一方、高校生になると、定期テストよりも模試や共通テスト、個別試験の得点力が問われます。授業内容を越えたハイレベルな問題への対応力や、過去問演習、論述対策など、アウトプット中心の学習スタイルが求められます。

この変化に気づかず、中学時代の「試験前だけ頑張る学習スタイル」を続けてしまうと、成績が思うように伸びず、焦りを感じる高校生は少なくありません。

3. 自己管理力が重要に

高校生になると、学校の授業進度も早くなり、先生のフォローも最小限になります。さらに部活動やアルバイト、進路選択など、生活面でも選択肢が増える中で、**「自分で計画を立てて、実行する力」**が求められます。

中学生までは保護者や先生に管理してもらっていた学習も、高校生になれば自律的な学習習慣を身につけなければ、成績維持は困難になります。

4. 勉強の「質」を高める必要がある

高校生の勉強は「量」だけでなく、「質」が問われます。

中学生までは「問題集を何周するか」「暗記できたか」が成果につながりやすいですが、高校生では解法の理解や思考力、記述力といった応用力が求められます。

そのためには、わからない問題を「わかるまで考える」、または「説明できるまで復習する」といった深い学習が必要になります。単なる反復作業では限界があるのです。

5. 高校生が勉強を乗り越えるためのポイント

高校生の勉強は確かに大変ですが、適切な方法をとれば乗り越えられます。以下は高校生が実践すべき学習法のポイントです。

  • 中学との違いを理解すること
    まずは「やり方を変える必要がある」と自覚することが第一歩です。
  • 毎日の学習習慣をつくること
    定期的に勉強することで、勉強の負担を分散できます。短時間でも継続が大切です。
  • 目的を持って勉強すること
    「なぜこの科目を勉強するのか」「何に活かせるのか」といった目的意識が、学習効率を高めます。
  • 教科ごとの戦略を立てること
    英語は毎日継続、数学は積み上げ型、社会は反復暗記など、教科特性に合わせた学習が必要です。
  • 客観的な評価(模試)を活用すること
    定期テストに加えて、模試で現在地を確認し、戦略を見直しましょう。

まとめ

高校生の勉強は中学生の頃と比べて「量・質・自律性」すべてが求められる点で大きく異なります。難しく感じるのは自然なことですが、必要なのは「中学とは違うステージに立っている」ことを自覚し、やり方をアップデートすることです。

「高校生の勉強法」で悩んでいるなら、まずは中学生のときの勉強法を見直し、「今の学習環境に合った方法」へと切り替えていくことが、成績向上への第一歩になります。

高校生になって勉強の難易度も上がり、量も増えるに伴い、がむしゃらに勉強時間を増やすのは得策ではありません。

スタディブレインでは、科学的根拠に基づいた勉強法を授業内に取り入れているため、「量・質・自律性」のすべてを満たすことが可能になっています。

気になる方はぜひ一度体験授業にお越しください。

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プロフィール:

和田晶平 スタディブレイン和歌山駅東口教室勉強コーチ

哲学と歴史が大好き 最近は中国古典にハマっている

スタディブレイン和歌山駅東口教室

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