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部活も勉強も!時間がない中学生が“勉強を続ける”ための工夫
「部活が忙しくて、勉強する時間がない」
「帰ったらクタクタで、やる気が起きない」
そんな悩みを抱える中学生は多いですが、“時間がない”ことと“勉強できない”ことは別の問題です。
この記事では、忙しい中でも勉強を続けるための具体的な工夫と、科学的な視点からのアドバイスをお届けします。
時間がない人ほど「勉強の仕組み」が大切
まず確認しておきたいのは、勉強は“時間の長さ”よりも“質と継続”が大切だということです。
アメリカの心理学者アンダース・エリクソンは、**「集中して取り組んだ短時間の学習の方が、成果が出やすい」**と述べています。
つまり、1時間ダラダラと勉強するよりも、15分を集中してやる方が効果的ということです。
忙しい中学生が勉強を続けるための工夫
1. すき間時間の“定位置”を決める
時間がない人ほど、「まとまった時間」より「すき間時間」をどう使うかが重要です。
- 通学中に英単語アプリを使う
- 昼休みに理科・社会の一問一答を1ページだけ
- 夜寝る前に数学の計算問題を3問だけ
すき間時間を「その都度考える」のではなく、「決まった時間に決まったことをやる」ことで、自動化されていきます。
2. 「やること」を最小単位にする
「勉強しなきゃ」ではなく、「これをやる」と明確にすることがポイント。
- ×「ワーク進める」
- ○「英語のワークP.10の1〜3を解く」
タスクを小さく分けることで、疲れていても取りかかりやすくなり、達成感も得やすいです。
3. “やった記録”を見えるようにする
やったことを可視化することで、「勉強している自分」を実感できるようになります。
- チェックリストやシール
- カレンダーに「やった日」を記録
- スマホアプリで学習時間を記録
人は“頑張った証拠”が見えると、やる気が続きやすいという心理特性があります(自己効力感の向上)。
4. 部活帰宅後の15分ルール
どんなに疲れていても、**「机に座って15分だけやる」**という習慣を決めましょう。
この“15分だけ”の勉強は、
- 「最初のハードル」を下げる効果
- 思ったより集中できて、30分やってしまうこともある
- 自己肯定感と習慣化を両立できる
習慣形成の心理学的原則において、「始める行動」が最も重要と言われています。
忙しい子ほど“無理なく続ける”を目指すべき理由
大事なのは、「頑張れる日」ではなく、「疲れていても続けられる方法」を持つこと。
- 疲れている日は1問だけやって終了でもOK
- 調子がいい日は多めにやる
- 休んでも、次の日に戻ってこられる設計を作る
これが**「柔軟に続けられる習慣」**の本質です。
まとめ:時間がないなら、“やれる方法”を整えよう
時間がないことは、努力できない理由にはなりません。
「短時間でやる方法」「気軽に始められる方法」「続けられる工夫」を組み合わせることで、忙しい中学生でも確実に勉強は継続できます。
ポイントまとめ
- 長時間の勉強よりも「すき間時間+高集中」がカギ
- 小さなタスクに分けて、疲れていても取り組めるようにする
- 記録をつけて“やった自分”を実感しよう
- 「15分だけやる」習慣が継続の土台になる
- 忙しい人ほど、「無理せず続けられる設計」が必要
スタディブレインでは、部活や他の習い事で忙しい人でも柔軟に授業を受けられる仕組みを作っています。これも、今回ご紹介したような「仕組みづくり」の一つです。
「忙しい」理由に勉強から逃げるよりも、「忙しくてもできるようにする」という思考を育てていく方が、将来必ず役に立ちます。
具体的なスタブレでのサポートを知りたい方は、こちらのブログもご覧ください。
プロフィール:
和田晶平 スタディブレイン和歌山駅東口教室勉強コーチ
哲学と歴史が大好き 最近は中国古典にハマっている
スタディブレイン和歌山駅東口教室