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勉強の仕方

英単語の覚え方:長文で覚える vs 単語帳で覚える、どっちが効果的?

英語学習において、避けて通れないのが「英単語の習得」です。受験や定期テスト、英検やTOEICなど、あらゆる場面で語彙力は重要です。しかし、英単語の覚え方には主に2つの方法があります。

  • 長文読解の中で単語を覚える方法
  • 単語帳を使って反復で覚える方法

果たしてどちらがより効果的なのでしょうか。この記事では、それぞれのメリットとデメリット、そして学習の目的やレベルに応じた使い分けについて解説します。

単語帳で覚える方法の特徴

メリット

  • 短期間で大量に覚えられる
    まとまった単語が系統立てて掲載されているため、受験前など時間がないときにも効率よく覚えられます。
  • 頻出単語を網羅できる
    特に大学受験用の単語帳は、頻出語を優先して掲載しているため、学習効率が高いです。
  • 進捗管理しやすい
    チェック欄や例文、レベル分けなどがあり、習得度を可視化しやすいのもポイントです。

デメリット

  • 文脈がないため、記憶が曖昧になりやすい
    単語だけを丸暗記しても、いざ使うとなると意味が出てこないということも。
  • 飽きやすい
    単語を1つ1つ繰り返し覚える作業は単調になりがちで、継続が難しいという声もあります。

長文で覚える方法の特徴

メリット

  • 文脈の中で意味を理解できる
    単語が実際にどう使われているかを知ることで、理解と記憶の定着が深まります。
  • 読む力と語彙力を同時に伸ばせる
    読解力を鍛えながら、自然と語彙力も伸ばせる「一石二鳥」の方法です。
  • 語法やコロケーションも一緒に覚えられる
    例えば “take a risk” のような、単語と単語の自然な組み合わせ(コロケーション)も一緒に習得できます。

デメリット

  • 効率が悪いと感じる人もいる
    長文に出てくる単語がすべて重要とは限らず、覚えるべき単語に出会うまで時間がかかることも。
  • 初学者には難しい場合がある
    語彙力がまだ十分でないと、そもそも長文が読めず挫折してしまう可能性があります。

結論:目的とレベルに応じて使い分けるのが最適

どちらの方法にも強みと弱みがあります。したがって、以下のように段階的に使い分けるのがベストです。

  • 英語初学者・中学生〜高1レベル
    → まずは単語帳で基本単語を習得。文法や語順に慣れる。
  • 中級者・高2〜受験生レベル
    → 単語帳で頻出語を押さえつつ、長文読解の中で語彙を定着させる。
  • 上級者・英検準1級以上やTOEIC高得点を目指す層
    → 長文を中心に、語彙力・読解力・文脈理解を一体的に鍛える。

効果的な学習法の例

  • 単語帳は1冊を繰り返す。1日50語ずつ3〜4周することを目安に。
  • 長文は「精読+音読」で。知らなかった単語はピックアップして単語帳に追加。
  • 単語の暗記と読解の時間をセットで計画する(例:単語20分+長文30分)。

まとめ

英単語の覚え方は「単語帳」と「長文」の二者択一ではありません。大切なのは、自分のレベルや目標に応じて適切に組み合わせることです。効率的に、そして実践的に語彙力を伸ばしたいなら、単語帳で基礎固め→長文で実践という流れが王道です。

人にはそれぞれ自分に合った勉強法があるものです。誰かの勉強法を真似しながら、自分なりに工夫してみましょう。自分に合った勉強法が見つかるはずです。

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参考:記憶は寝ている間に強くなる!“寝る前の勉強”が暗記に効く理由 | スタディブレイン

プロフィール:

和田晶平 スタディブレイン和歌山駅東口教室勉強コーチ

哲学と歴史が大好き 最近は中国古典にハマっている

スタディブレイン和歌山駅東口教室

住所:〒640-8323 和歌山県和歌山市太田2丁目2−15 岡三ビル3階