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中学生の定期テスト対策はどこから始める?苦手科目・得意科目どちらが先?
定期テストが近づくと、「どの科目から手をつけるべきか?」と悩む中学生は少なくありません。特に、苦手科目から取り組むべきか、それとも得意科目や点数を取りやすい科目から始めるべきかという判断は、テスト全体の得点に大きく影響します。
この記事では、中学生が定期テスト対策を始める際の正しい順番と、科目ごとの戦略について、教育現場の知見と学習心理に基づいて解説します。
まず確認すべきは「目的」と「残り日数」
定期テスト対策は、「とにかく全教科を一通りやる」ではうまくいきません。まず以下の2点を確認しましょう。
- 何点を目指しているのか(目的)
- テストまであと何日あるのか(スケジュール)
目標が高い場合や、志望校の内申点が関係する場合は、優先順位をしっかり立てることが重要です。
基本戦略:中学生の定期テストで優先すべき科目順
中学生の定期テスト対策において、一般的には以下のような優先順位が効果的です。
- 理科・社会(暗記量が多い・後回しにしがち)
- 苦手な英語・数学(積み上げ型教科)
- 得意な英語・数学(仕上げに回す)
- 国語(早めに漢字・文法を確認)
理由は以下の通りです。
- 理社は短期記憶に頼りがちなので、早めにインプットして定着期間を確保することが必要
- 数学・英語の苦手単元は放置すると後の単元に響くため、早期対応が必要
- 得意教科は直前の確認でもパフォーマンスを保てる可能性が高い
苦手科目から?得意科目から?目的別の対策法
① 苦手科目から取り組むべき人
- 全体の平均点を上げたい人
- 通知表の「3」を「4」に引き上げたい人
- 提出物は出しているのに点が取れない教科がある人
▶︎ 理由
苦手科目の底上げは、短期間でも内申点の印象を大きく変える可能性があります。
▶︎ 注意点
最初からつまずくと勉強のやる気が落ちることも。「できそうな単元」から始めるのがコツです。
② 得意科目から取り組むべき人
- 勉強のリズムを作りたい人
- 勉強への苦手意識が強い人
- 短期間で得点アップを狙いたい人
▶︎ 理由
得意科目は短期間で点数につながりやすく、成功体験がやる気の起爆剤になります。
▶︎ 注意点
得意科目ばかりに時間をかけると、「できない教科」が残って焦りや後悔につながります。時間配分に注意しましょう。
実践的なスケジュール例(2週間前から始める場合)
- 2週間前〜10日前
苦手科目の中でも「点が取りやすそうな単元」から取り組む+理社の暗記スタート - 10日前〜5日前
得意科目の仕上げ、英語・数学の演習量を増やす - 5日前〜前日
間違えた問題の復習、国語(記述・漢字)の総仕上げ、理社の確認
まとめ:科目の順番に迷ったらこう決めよう
- 「勉強が進まない…」なら得意科目からスタート
- 「内申点を伸ばしたい」なら苦手科目の底上げ
- 理社は最優先。直前に詰め込みすぎない
- 国語は直前でもOKだが、漢字・文法だけは早めに確認
定期テスト対策で成果を出すには、やみくもに頑張るのではなく「戦略的な順番」で取り組むことが鍵です。
「何から始めればいいかわからない」と感じたときは、この記事の流れを参考に、あなただけの勉強計画を立ててみてください。
スタディブレインでは、計画の立て方もお手伝いしています。一人ではなかなか目標や計画を立てるのが難しいと感じる方は、ぜひ教室にいる勉強コーチを頼ってください。
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プロフィール:
和田晶平 スタディブレイン和歌山駅東口教室勉強コーチ
哲学と歴史が大好き 最近は中国古典にハマっている
スタディブレイン和歌山駅東口教室