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科学的根拠のある英語学習法とは?シャドーイングとディクテーションが効果的な理由

「英語は毎日触れているのに、なかなか伸びない」
「単語や文法は勉強しているのに、聞き取れない・使えない」
こうした悩みは、英語学習では非常によく見られます。
その原因の多くは、勉強量ではなく学習法の選び方にあります。
英語は「知識を増やす」だけでは伸びません。
脳の使い方に合った学習法を選ぶ必要があります。
そこで注目されているのが、シャドーイングとディクテーションです。
なぜ英語は「読む・覚える」だけでは伸びにくいのか

英語は処理スピードの教科だから
英語ができる状態とは、
・単語を一つずつ考えず
・意味を考える前に
・自然に音と意味が結びつく
状態です。
ところが、多くの学習は
・単語暗記
・文法理解
といった静的な知識に偏りがちです。
これでは、
「分かるけど使えない」
状態から抜け出しにくくなります。
脳は「使った回路」を強化する
脳科学の視点では、
実際に使われた神経回路ほど強化される
ことが分かっています。
聞く・話す・書くといった行為を伴わない学習は、
英語を処理する回路を十分に刺激できません。
科学的に効果が認められている学習原則

アウトプットが記憶を強くする
心理学・認知科学の研究では、
「情報を思い出す行為(アウトプット)」が
記憶定着に強く影響することが示されています。
英語も同じで、
・聞いて終わり
・読んで終わり
よりも、
再現しようとする行為が学習効果を高めます。
音声処理は「自動化」が鍵
英語のリスニングやスピーキングでは、
一語ずつ考えていては間に合いません。
繰り返し音声を処理することで、
音の認識が自動化されていきます。
この原則に合致しているのが、シャドーイングとディクテーションです。
シャドーイングとは何か

聞こえた英語を少し遅れて発音する練習
シャドーイングとは、
英語音声を聞きながら、
少し遅れて同じように発音する学習法です。
・意味を考える前に
・音をそのまま追いかける
この負荷が、英語処理能力を大きく高めます。
シャドーイングが効果的な理由
シャドーイングでは、
・聞く
・理解する
・発音する
を同時に行います。
これにより、
リスニングとスピーキングに関わる脳の回路が同時に刺激され、
英語を英語のまま処理する力が育ちます。
ディクテーションとは何か

聞いた英語を書き取る学習法
ディクテーションは、
英語音声を聞いて、
一語一句を書き取る学習法です。
一見地味ですが、非常に強力です。
ディクテーションが効果的な理由
ディクテーションでは、
・聞き取れなかった音
・あいまいに理解していた部分
がはっきり可視化されます。
つまり、
「分かったつもり」
を強制的に壊してくれる学習法です。
脳科学的にも、
エラーを自覚した瞬間に学習効率が高まる
ことが分かっています。
シャドーイングとディクテーションの使い分け

シャドーイングは「処理スピード」を鍛える
・英語の音に慣れたい
・リスニング力を上げたい
・英語を止まらずに理解したい
こうした目的には、シャドーイングが向いています。
ディクテーションは「精度」を高める
・聞き間違いが多い
・細かい部分が弱い
・文法や音のつながりが曖昧
こうした場合には、ディクテーションが効果的です。
効果を最大化するための実践ポイント

毎日長時間やらない
シャドーイングもディクテーションも、
10〜15分程度で十分です。
重要なのは、
・正しいやり方
・継続
です。
レベルを上げすぎない
聞いて8割程度分かる音声が適切です。
難しすぎる教材は、負荷が高すぎて逆効果になります。
完璧を目指さない
聞き取れない部分があるのは正常です。
むしろ、聞き取れない部分があるから学習になります。
まとめ:英語学習は「脳の使い方」を変えることから始まる

英語が伸びない原因は、
努力不足ではなく、脳の使い方のミスマッチであることがほとんどです。
シャドーイングとディクテーションは、
・アウトプットを伴い
・音声処理を自動化し
・分かったつもりを防ぐ
という点で、科学的に理にかなった学習法です。
英語学習を
「覚える勉強」
から
「使えるようにする訓練」
に変える。
その第一歩として、
シャドーイングとディクテーションは非常に有効です。
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プロフィール:
和田晶平 スタディブレイン和歌山駅東口教室勉強コーチ
哲学と歴史が大好き 最近は中国古典にハマっている
スタディブレイン和歌山駅東口教室