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勉強の仕方

「自分はこれが苦手だ」という思い込みを捨てる。長期的な努力が「才能」を書き換える理由

「自分は数学の才能がない」「英語はどうしても好きになれない」 勉強をしていると、壁にぶつかるたびに「向いていないのではないか」という不安に襲われることがあります。

しかし、その「苦手」という判断、実は少し**「早計」**すぎるかもしれません。 最新の脳科学と心理学の視点から見れば、「今は苦手」なことが「将来の得意」に変わることは、ごく自然な現象なのです。今回は、あなたの可能性を広げる「長期的努力」の正体についてお話しします。


1. 「苦手」は脳が新しい回路を作っている最中の「痛み」

新しいことを学ぶとき、脳の中では神経細胞(ニューロン)同士が新しいつながりを作ろうとしています。この「神経可塑性」というプロセスには、多大なエネルギーが必要です。

  • 初期の違和感は正常な反応: 新しいスポーツを始めたときに筋肉痛になるのと同じで、慣れない思考回路を使うときは脳が疲弊します。この疲弊を、私たちは「苦手」や「才能のなさ」と勘違いしてしまいがちです。
  • 回路がつながる「ティッピング・ポイント」: ある日突然「あ、わかった!」と視界が開ける瞬間があります。それは、細い糸のようだった神経のつながりが、繰り返しの努力によって太い「高速道路」に変わった瞬間です。そこに至るまでの「わからない期間」は、単なる準備期間に過ぎません。

2. 短期的な「結果」があなたの限界ではない

多くの人が、最初の数ヶ月や1年間のテスト結果だけで「自分はこの科目が得意か苦手か」を判定してしまいます。しかし、それは人生という長いスパンで見れば、あまりに短い観測データです。

  • 成長曲線は「直線」ではない: 学習の成果は、ある時期までほとんど変化が見られず、ある地点から急激に伸びる「Jカーブ」を描きます。 多くの人がこの「変化が見えない時期」に諦めてしまいますが、水面下では着実に根が張っています。
  • 「まだ(Yet)」の魔法: 「私は数学ができない」ではなく、**「私は『まだ』数学が得意になる過程にいる」**と考えてみてください。この「まだ」という言葉ひとつで、脳は「成長の余地」を認識し、再びエネルギーを注げるようになります。

3. 「好き」よりも「継続」が得意を作る

「好きなことしか伸びない」と思われがちですが、実際には**「続けているうちに、できることが増え、後から好き(得意)になる」**というパターンが非常に多いのです。

  • 自己効力感の循環:
    1. 苦手だと思いながらも、やり方を工夫して続ける。
    2. 小さな「解けた!」という成功体験が積み重なる。
    3. 「自分でもできるかも」という自信(自己効力感)が生まれる。
    4. さらに努力が苦にならなくなり、結果として「得意」になる。
  • 長期的な努力は「環境」をも変える: 5年、10年と一歩ずつ進んでいる人は、その分野の「全体像」が見えるようになります。断片的な知識が繋がり、構造的に理解できるようになると、それはもはや「天性の才能」を持った人と遜色ないレベルに達します。

4. 結論:今のあなたに「限界」を決めさせない

今のあなたが感じている「苦手」は、あくまで「現在の、一時的な状態」を指しているに過ぎません。

  • 才能とは、続けられた結果のこと: 世の中で「天才」と呼ばれている人の多くは、他の人が「自分には無理だ」と投げ出した後も、淡々と改善を繰り返した人たちです。
  • 未来の自分を信じる: 10年後のあなたは、今のあなたが想像もできないほど高い場所に立っている可能性があります。その道を閉ざすのは、他人の評価ではなく、自分自身の「短期的な判断」です。

5. まとめ:今日から始める「長期戦」の構え

「苦手」だと思ったときは、こう自分に言い聞かせてください。 **「今はまだ、脳が回路を工事している最中なんだな。ここを通り過ぎれば、必ず得意になる」**と。

短期的な点数に一喜一憂せず、視線を遠くへ。 淡々と、着実に。その歩みを止めない限り、あなたの「苦手」は必ず「最強の武器」へと変わります。

「この教科が苦手だ」という考えは、周囲の人たちが決めつけたものである場合があります。テストでうまく点が取れなかったときに、「あなたは数学が苦手なんだね」と言われると、「そうなのかもしれない」と思ってしまうものです。

スタディブレインでは、常に子どもの成長を信じて日々接しています。「今はまだできていないだけ」「自分で苦手だと思い込んでいるだけ」と捉え、苦手科目でも成功体験を積み重ねてもらうことで自信をつけてもらっています。

勉強が嫌いな子どもほど、スタディブレインのやり方がマッチするはずです。ぜひ一度体験授業にお越しください。

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プロフィール:

和田晶平 スタディブレイン和歌山駅東口教室勉強コーチ

哲学と歴史が大好き 最近は中国古典にハマっている

スタディブレイン和歌山駅東口教室

住所:〒640-8323 和歌山県和歌山市太田2丁目2−15 岡三ビル3階