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中学生のゲーム・スマホと勉強の両立法|スタディブレイン

中学生のゲーム・スマホと勉強は、両立できます。大切なのは、全面禁止にすることではなく、「いつ・どれだけ使うか」のルールを子ども自身に決めてもらうことです。 親が一方的に決めたルールは破られやすく、自分で決めたルールは守りやすいからです。この記事では、ルールに入れておきたい項目、守れないときの対処、保護者の関わり方を順番に解説します。
中学生のゲーム・スマホと勉強は、両立できる?

できます。ゲームやスマホそのものが、成績を下げる原因とは限りません。問題になりやすいのは、使う時間と勉強する時間の境目が決まっていないことです。
境目がないと、「あと少しだけ」が積み重なって、気づけば勉強の時間がなくなります。逆に、境目がはっきりしていれば、ゲームを楽しみながら勉強も進められます。
全面禁止にすると、次のような状態になりやすいです。
- 親に隠れて使うようになる
- 禁止そのものに反発して、勉強への気持ちまで離れる
- 禁止を解いた途端、反動で使いすぎる
もちろん、ご家庭の方針によって判断は分かれます。ただ、「ゲームを取り上げれば勉強する」という図式は、思ったほどうまくいきません。
ゲーム・スマホのルールは、誰が決めればいい?

結論は、子ども自身が決めて、親は条件を確認するという形がおすすめです。
「ルールを親が決めて、子どもが守る」という形だと、子どもにとっては「やらされるルール」になります。一方、自分で考えて決めたルールは、「自分との約束」になります。
進め方は次のとおりです。
- 子どもに「ゲームとスマホ、どのくらい使いたい?」と聞く
- 勉強や睡眠の時間を考えて、使える時間を一緒に確認する
- 子どもが案を出し、親が「それで勉強の時間は確保できる?」と確認する
- 合意したルールを紙に書いて、見える場所に貼る
親が一方的に決めるのではなく、「勉強の時間が確保できているか」という条件だけを親が確認するのがポイントです。自分で考えて決める経験は、勉強への向き合い方にもつながります。
ルールには、どんなことを決めておけばいい?

決めておきたい項目は、次の5つです。
| 項目 | 決め方の例 |
| ①使っていい時間帯 | 宿題が終わってから/夕食後〜21時まで |
| ②1日の合計時間 | 平日は1時間、休日は2時間など |
| ③勉強との順番 | 「先に勉強、あとでゲーム」を基本にする |
| ④スマホの置き場所 | 勉強中はリビングや別の部屋に置く |
| ⑤テスト前の特別ルール | テスト2週間前からは、ゲームの時間を短くする |
数字は、ご家庭と子どもに合わせて変えて構いません。しかし、大切なのは「いつ」「どれだけ」「どこに置くか」を、あいまいにしないことです。
とくに③の「順番」は効果が出やすい項目です。ゲームを先にすると、満足して勉強に気持ちが向かなくなったり、「あと1回」が終わらなくなったりします。そのため、勉強が終わったらゲームにすれば、勉強を始めるきっかけになります。
それでは、勉強中のスマホは、どうすれば遠ざけられる?

勉強中は、スマホを視界に入れないことがいちばん確実です。通知が来るかもしれない、見たくなる、という状態では、集中を保ちにくくなります。
- 勉強する部屋とは別の場所に置く(リビングの充電場所など)
- さらに通知をオフにする時間帯を決める。
- または、勉強の前にはスマホを置く場所まで自分で持っていく。
「我慢する」より「見えない場所にする」ほうが、意志の力に頼らずに済みます。具体的な工夫はこちらのブログでも紹介しています。また、集中力を意志ではなく環境でつくる考え方は、環境設計についてのブログで詳しく解説しています。
ルールが守れなかったとき、どう対応すればいい?

ルールが守れない日は、必ずあります。そのときに大切なのは、叱ることより、「なぜ守れなかったか」を一緒に考えることです。
①責める前に、事実を確認する
「また守らなかったの」ではなく、「今日はどうだった?」と聞いてみてください。
②原因を考えさせる
「友達とオンラインで遊ぶ約束があった」「ゲームの区切りがつかなかった」など、原因がわかれば、ルールの側を調整できます。
③ルールを見直す
守れないルールは、ルールの側が現実に合っていないことがあります。目安は、1週間のうち4日以上守れなかったら、ルールが厳しすぎるサインです。「どの時間なら守れそう?」と子どもに考えてもらい、守れるルールに調整しましょう。
守れなかったことを責め続けると、子どもは隠すようになります。「失敗を相談できる関係」を保つことが、長い目で見るといちばん効果があります。
保護者がやりがちな、逆効果の対応は?

次のような対応は、ルールを守りにくくしてしまうことがあります。
- 子どもに相談せず、突然スマホやゲーム機を取り上げる
- 感情的に叱って、ルールを増やしていく
- 子どもにはルールを求めて、親自身はスマホを見続ける
- 「ゲームばかり」と、人格を否定するような言い方をする
とくに3つ目は、見落としやすいポイントです。勉強の時間帯に、リビングでテレビやスマホを見ていると、子どもが集中しにくい環境になります。家族みんなで「この時間は静かにする」と決めるほうが、ルールが続きやすくなります。
ゲームの時間が長い子ほど、勉強の仕方が大切になる

ゲームやスマホの時間を確保したい子ほど、短い時間で結果を出す勉強の仕方が必要になります。
ただ机に向かう時間を増やすのではなく、問題を解いて、間違えたところだけを繰り返す。時間を決めて集中し、終わったら切り上げる。こうした勉強の仕方が身につけば、同じ30分でも結果が変わります。
スタディブレインでは、教科の内容ではなく、自分で考えてテストの点数を上げる勉強の仕方を練習します。「ゲームも勉強も、自分で決めて、自分でやる」という姿勢は、勉強の仕方の土台になります。
【指導現場から】自分でスマホのルールを決めて、テストの成績が上がった中2の生徒
保護者面談でスマホの話題が出たとき、保護者の方に次のようにお伝えしました。
- ルールは、子ども自身に決めてもらう
- そのルールで1週間様子を見て、どれだけ守れたかを一緒に確認する
- 1週間のうち4日以上守れなかったら、ルールが厳しすぎると考えて、守れるルールに修正する
その後、生徒が教室に来たときに確認すると、ルールをしっかり守れていました。本人は、**「意外とスマホがなくても何とかなる。スマホを触りたいと思うことが少なくなった」**と話してくれました。
勉強時間が増えたわけではなく、これまでと同じくらいの時間の勉強でしたが、テストの成績は上がりました。指導者としては、スマホが気になる時間が減ったことで、頭の中の余計なノイズが減り、勉強の質が上がったのではないかと考えています。
「取り上げる」のではなく、自分で決めて、自分で守れたかを確認する。この経験が、本人の気持ちを変えたケースです。
よくある質問(FAQ)
Q. 中学生のゲームは、1日何時間までが目安?
A. 決まった正解はありませんが、勉強と睡眠の時間が確保できているかが基準になります。そのため、子どもと一緒に1日の流れを書き出し、勉強・食事・睡眠以外の時間の中で決めるとわかりやすいです。
Q. テスト前だけゲームを禁止するのは?
A. 方法の一つですが、保護者が一方的に決めるより子ども自身が「テスト前は時間を短くする」と決めるほうが続きやすいです。また、禁止にする場合も、期間と解除の条件を事前に話し合っておくと反発を抑えられます。
Q. ルールを決めても守らない子には?
A. 守らなかった事実を責めるより、なぜ守れなかったかを一緒に確認してください。時間が長い、友達との約束があるなど、原因がわかればルールを調整できます。
「ゲームやスマホの時間をどう決めたらいいかわからない」「言っても勉強を始めない」というお悩みがあれば、ぜひ一度ご相談ください。スタディブレインでは、自分で考えて、自分で結果を出す勉強の仕方を身につける練習をしています。
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プロフィール:
和田晶平 スタディブレイン和歌山駅東口教室勉強コーチ
哲学と歴史が大好き 最近は中国古典にハマっている
スタディブレイン和歌山駅東口教室