ブログ
Blog
小学生・中学生・高校生必見!読解力の鍛え方

「文章がうまく読み取れない」「問題の意味がわからない」と感じたことはありませんか?
実は、読解力はすべての教科の基礎です。国語はもちろん、算数・数学の文章題や理科・社会の記述問題、さらには英語でも読解力が求められます。
今回は、小学生・中学生・高校生それぞれのレベルに合わせた「読解力の鍛え方」をご紹介します。
1. 読解力が大切な理由

読解力は「理解力」と「思考力」の基礎
読解力は、単に文章を読むだけでなく、その意味を正確に捉え、要点を整理し、考えを深める力です。これが身についていないと、以下のような問題が生じがちです。
- テストで問題の意図を誤解する
- 文章題で式を立てられない
- 長文問題に時間がかかる
- 英語のリーディングに苦戦する
逆に、読解力が高まると、学校のテストや受験はもちろん、将来のプレゼンやレポート作成でも大きな力を発揮します。特に昨今では、SNSの利用により短文でのやり取りが主流になっていますが、社会に出るとそれでは会話が成立しなかったり正しく意図が伝わらなかったりします。だから読解力は大事なのです。
2. 年齢別・レベル別 読解力の鍛え方

小学生向け:文章の基本を身につける
【ステップ1】音読で文章に慣れる
音読は、文章のリズムや言葉の意味を体感するのに効果的です。
- 毎日5分でも良いので、教科書や児童書を声に出して読みましょう。
- 親子で「交互読み」や「役割分担読み」もおすすめです。
【ステップ2】要約の練習
- 簡単な物語を読んで「どんな話だったか」を家族に話してみる
- **「だれが」「なにを」「どうした」**を意識する
- 1〜2行でまとめる練習からスタート
【ステップ3】読書感想文で考える力を育てる
- 感想だけでなく、「なぜそう思ったか」も書く
- 主人公の気持ちや物語の展開に注目してみる
中学生向け:論理的な読解力を身につける
【ステップ1】段落ごとに要点をつかむ
- 教科書や参考書の文章を、段落ごとに要約してみる
- 各段落の「主張」と「根拠」を意識する
【ステップ2】接続詞に注目する
- **「しかし」「なぜなら」「つまり」「一方で」**などの接続詞に注目
- 前後の文脈をつなげて理解する力を鍛える
【ステップ3】問題演習でアウトプット
- 入試問題や模試の過去問を解く
- なぜその答えになるのかをしっかり説明できるようにする
高校生向け:論説文や評論文に強くなる
【ステップ1】要約力と批判的思考を磨く
- 社会問題やニュース記事を読んで、自分の意見を持つ
- 記事を要約する練習を続ける
【ステップ2】筆者の立場や論点を見抜く
- 「筆者は何を主張しているか?」
- 「どのような根拠で結論に至っているか?」
- これらを意識するだけで、長文読解が格段にスムーズになります。
【ステップ3】読書量を増やす
- 難解な文章にも挑戦してみる(哲学書や評論集など)
- 読書メモをつけて、気づいた点や疑問を書き留める
3. 家庭でできる読解力アップのサポート

読解力は日常の会話や習慣の中でも鍛えられます。
✅ ポイント
- 質問力を育てる:「なぜそう思ったの?」と問いかける
- 日常のニュースや出来事を話題にする
- 新聞や雑誌の記事を一緒に読む
読解力は一朝一夕に身につくものではありませんが、日々の積み重ねで確実に向上します。また親子同士の会話も、なるべく短文で終わらせないように工夫するのもいいですね。
4. まとめ
読解力は、すべての学びの土台となる重要なスキルです。
学年やレベルに応じた練習を積み重ねていくことで、理解力や表現力が格段に向上します。
✅ まずはここから始めよう
- 小学生:音読と要約で「読む力」を定着
- 中学生:段落ごとの要点整理と接続詞に注目
- 高校生:論理的思考と批判的な視点を意識
日常生活でも、家族や友達と話し合う時間を増やし、「考える力」を育んでいきましょう!
勉強を進めていく中で読解力がないと、教科書や解説を読んでも理解できなくなってしまい、そこで勉強がストップしてしまいます。そうならないように、読解力を鍛え続けていきましょう。
関連記事はこちらです:
プロフィール:
和田晶平 スタディブレイン和歌山駅東口教室勉強コーチ
哲学と歴史が大好き 最近は中国古典にハマっている
スタディブレイン和歌山駅東口教室