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成績アップの鍵は「家庭習慣」にあり!塾の成果を最大化する家庭での関わり方とは?

「塾に通っているのに、なかなか成績が伸びない…」
そう感じている保護者の方は少なくありません。実は、学力向上のためには“塾での勉強”だけでは不十分。塾で得た刺激を定着させるには、家庭での「学習習慣」が不可欠です。
この記事では、個別指導塾で数多くの生徒を指導してきた勉強コーチが提案する「塾の成果を最大化する家庭習慣」について、具体的な方法とポイントをご紹介します。
なぜ家庭習慣が重要なのか?

塾の役割は、「点火装置」のようなものです。
新しい刺激や成功体験を与え、「やればできる!」という自信を育てます。また、ライバルの存在や塾内イベントによって、やる気に火がつく生徒も多いでしょう。
しかし、その火を持続させる「燃料」は家庭にあります。つまり、家庭習慣こそがモチベーションを維持し、継続的な学びを支える存在なのです。
家庭習慣によって育てられるのは以下のような力です:
- 自分から勉強に取り組む姿勢
- 継続できる仕組みづくり
- 学びを支える環境整備
これらは特別な才能ではなく、誰でも習慣によって身につけられます。
習慣化のコツは「3ステップ」
学習習慣を定着させるためには、以下の3ステップが効果的です。
①トリガー(きっかけ)
「夕食後に勉強する」「お風呂の前に計算ドリルを1ページ」など、何かの行動とセットにするのがポイント。毎日のルーティンに組み込むことで、勉強が自然な習慣になります。
②ルーティン(行動)
最初は「絶対にできるレベル」からでOK。1日10分でも、1ページでも構いません。ハードルが低いほうが継続しやすく、やがて自然と量も増えていきます。
③リワード(報酬)
「できた!」という達成感や、保護者の声かけが立派なご褒美になります。外発的動機(ほめられる、シールがもらえるなど)から、内発的動機(自分の成長が楽しい)への移行が理想です。
家庭でできる4つの習慣サポート

1. 毎日の学習ルーティンづくり
時間だけでなく「いつ」「どこで」「何を」まで決めておくと効果的。
例:「学校から帰ったら30分、ダイニングで理科の復習をする」など。
2. 学習の記録と振り返り
勉強の内容をカレンダーに書いたり、スケジュール表を壁に貼ったりすると、成長が“見える化”され、達成感やモチベーションの維持につながります。最近は習慣化アプリを使うのもおすすめです。
3. 親の声かけと見守り
「勉強しなさい」は逆効果。「今やる?それとも30分後にやる?」と選択肢を与えることで、自分で決めて動く主体性が育ちます。成果が出たら、しっかり褒めてあげましょう。
4. スマホ・ゲームとの付き合い方
「ダメ!」と一方的に制限するのではなく、ルールを一緒に決めることで納得感が生まれます。
また、スマホなし時間に一緒に家事や読書を楽しむなど、“共に過ごす時間”も有効です。
習慣化を妨げるNG行動とは?
- 完璧を求めすぎる
最初から理想的な習慣を目指すと続きません。まずは「やってみる」ことが大切。 - やる気を待つ
やる気は後からついてきます。最初の行動がきっかけになると心得ましょう。 - スマホやゲームを敵視する
上手に管理すれば、ご褒美や休憩にも活用できます。
継続のためのちょっとした工夫

- 週1回、親子で「ふり返りタイム」を設ける
→学習計画の見直しや軌道修正ができます。 - 「できなかった日」もOKにする
→「明日またがんばろう!」と声をかけるだけで、子どもの気持ちは軽くなります。 - 完璧主義ではなく“継続主義”でいく
→毎日の積み重ねが、学力アップへの一番の近道です。
まとめ:学力アップの最強メソッド=習慣化!
塾での刺激は「点火装置」、家庭習慣は「燃料供給」。
この2つがそろって、初めて子どもの学びは継続します。
「毎日コツコツ」は地味ですが、最も効果的な方法。
習慣化は、小さなトリガーから始まり、ルーティンをつくり、リワードで自信を積み重ねていくプロセスです。
成績が伸びる子は、特別な才能があるわけではありません。
「続ける力」があるだけなのです。
家庭でできる小さな工夫から、今日から始めてみませんか?
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プロフィール:
和田晶平 スタディブレイン和歌山駅東口教室勉強コーチ
哲学と歴史が大好き 最近は中国古典にハマっている
スタディブレイン和歌山駅東口教室