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勉強で伸び悩む子の共通点とは?「才能」よりも大切な“戦略”と“習慣”の話

「頑張っているのに、なかなか成績が上がらない」
「うちの子、やる気はあるけど伸びないんです…」
学習塾や学校現場でよく聞かれる保護者の声です。実は、勉強で伸び悩む子どもにはいくつかの共通点があります。そして、その多くは“やり方”と“習慣”の問題です。
本記事では、勉強が伸びない子に共通する7つのポイントを紹介しながら、「勉強に必要なのは才能よりも戦略と習慣」であることを具体的に解説します。
1. 「わかったつもり」で終わる
多くの子どもが「授業を聞いてなんとなく理解できた=できるようになった」と思い込んでいます。しかし、勉強の成果は“再現性”にあります。自分の力で問題が解ける状態に至っていないと、テストでは点数に繋がりません。
ポイント:インプットの後には必ずアウトプット(演習)を。解説を読んで納得した後、自力で同じ問題を解いてみる習慣が必要です。
2. パターン暗記で対応している
「この問題はこの公式で解く」といった“作業的な処理”に偏ると、応用が効かなくなります。特に数学や英語の文法問題でよく見られる傾向です。パターン暗記は勉強の初期段階では非常に有効ですが、それだけでは頭打ちになってしまうのが現状です。
ポイント:「なぜそうなるのか?」を自分の言葉で説明できるかが理解の指標。本質を理解するためには、「考える習慣」が不可欠です。
3. 間違い直しが形だけ
「間違えたところに赤で正解を書いて終わり」。これでは成績は上がりません。間違いには“伸びしろ”が詰まっています。復習の質が、次の得点力を決めます。
ポイント:「どこで・なぜ間違えたのか」を言語化する。解き直して“正解にたどり着くプロセス”を体に染み込ませることが大切です。
4. 計画がなく、行き当たりばったり

その日の気分で勉強する科目や内容を決めている子は、苦手を避けて得意ばかりに偏りがち。結果、成績は安定しません。
ポイント:目標から逆算したスケジュール管理を。週間計画+毎日の振り返り習慣で「やるべきことに集中できる環境」を作りましょう。
5. 環境や他人のせいにしがち

「先生の説明がわかりにくかった」「時間がなかった」など、外部要因を理由にする子は、自分の成長に責任を持ちにくくなります。
ポイント:自己効力感(=自分の行動が結果を変えるという感覚)を育むには、小さな成功体験が必要です。親や指導者は結果よりプロセスをほめる姿勢が重要です。
6. わからないことを放置する
質問せず、曖昧なまま先に進む癖があると、知識の土台がグラグラになってしまいます。特に数学や理科などの積み重ね科目では致命的です。
ポイント:「わからないことを放置しない」ルールを作りましょう。質問できる環境、質問する習慣があるかどうかは学力向上のカギです。
7. 「勉強時間=成果」だと思っている
「毎日3時間も勉強してるのに…」という子ほど、集中力が低く、実質的な学習量は少ない傾向にあります。
ポイント:「何時間やったか」ではなく「何をどれだけ身につけたか」を記録しましょう。チェックリストや学習ログが効果的です。
勉強に必要なのは才能ではない。「戦略」と「習慣」で差がつく

成績が伸びるかどうかは、実は才能ではありません。「正しいやり方で、正しい習慣を継続しているかどうか」がすべてです。
言い換えれば、**“勉強は戦略ゲー”**です。
- どこから手をつけるか
- どうやって復習するか
- いつアウトプットに移行するか
- どうやって定着を確認するか
これらを意識できていれば、勉強は自然と成果につながります。そして、その土台になるのが毎日の学習習慣です。
まとめ:子どもの「やり方」に目を向けよう
伸び悩んでいる子どもを見て、「うちの子は頭が悪いのでは…」と不安になる保護者も多いですが、安心してください。
多くのケースでは、“やり方”が間違っているだけです。
「何をやるか」よりも、「どうやるか」
「どれだけやるか」よりも、「どんな習慣でやるか」
正しい戦略と習慣があれば、どんな子でも学力は伸びていきます。
勉強で一番大切なのは、才能ではありません。戦略と習慣こそが、子どもの可能性を最大限に引き出すカギなのです。
スタディブレインでは、定期テストまでの戦略を生徒と一緒に考え、そのためにどういったことを習慣にしていくのかをアドバイスさせていただきます。勉強において、戦略と習慣の力は絶大です。それを知っているスタディブレインだからこそ、圧倒的な実績を出せているのです。
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プロフィール:
和田晶平 スタディブレイン和歌山駅東口教室勉強コーチ
哲学と歴史が大好き 最近は中国古典にハマっている
スタディブレイン和歌山駅東口教室