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定期テストの計画の立て方|行き当たりばったりから抜け出す5ステップ
「気づけばテスト直前。結局いつも間に合わない…」
そんな悩みを抱えている中高生や、わが子の勉強スタイルに不安を感じる保護者の方は多いのではないでしょうか。
実は、定期テストで成績を伸ばすカギは「計画の立て方」にあります。
行き当たりばったりの勉強では限界がありますが、やり方さえわかれば、誰でも計画的に勉強を進めることができます。
この記事では、勉強の仕方を指導してきたプロの立場から、定期テストの計画の立て方を5つのステップで解説します。
ステップ①:ゴール(目標)を明確にする
まず最初に決めるべきは「どの教科で、何点を目指すか」という目標設定です。
- 前回より10点アップを目指す
- 苦手な英語だけは60点以上取りたい
- 提出物を全部出して内申点を上げたい
など、教科ごとに目標を立てましょう。ここで重要なのは、「何のために、どれくらい頑張るのか」を本人が言語化すること。目的意識が芽生えると、勉強に向かう姿勢が変わります。
ステップ②:試験範囲を確認し、「やることリスト」を作る
次に、学校から配られる試験範囲表を元に、教科ごとのタスクを細かく洗い出します。
例:
- 数学ワークP10~P30を2周
- 英単語No.1~200の暗記と確認テスト
- 理科プリント3枚の復習
- 社会の資料集チェック
この段階で、提出物・暗記系・問題演習などに分類し、**どれくらいの量があるのかを“見える化”**しておくと、後の計画が立てやすくなります。
ステップ③:テスト日から逆算してスケジュールを作る
計画を立てる上で一番大事なのは「逆算」です。
テストまでの日数から、やるべきことを週ごと・日ごとに割り振っていきます。
特に重要なのが、「何を」「いつまでに」終わらせるかを決めること。
2週間前からのスケジュール例
- テスト2週間前(14〜10日前)
→ 教科書やノートを使って、内容の理解や暗記を中心に取り組む - テスト1週間前(9〜5日前)
→ ワークやプリントを使って問題演習。ミスした問題のチェックも始める - 直前の数日(4〜2日前)
→ 過去問や応用問題に挑戦。苦手分野を重点的に見直す - 前日
→ 軽い復習と確認のみ。夜更かしせず、体調管理を優先する
✅ ポイント:最初から完璧を目指すより、「まず1周終えること」を優先!
ステップ④:1日ごとのToDoに落とし込む
スケジュールが決まったら、それを1日単位のToDoリストに落とし込みます。
例:7月10日(火)
- 数学ワークP10~P15
- 英語単語100語復習
- 社会プリント1枚まとめ直し
このように、「具体的な作業内容」を書くことが大切です。抽象的な「勉強する」では、脳が何をすればよいのか判断できません。計画の精度が高いほど、集中力も持続しやすくなります。
ステップ⑤:余白(予備日)を必ず作る
計画は、必ずズレるものです。体調不良や部活の予定変更など、予期せぬことが起きるのが現実。
そのため、最初から「余白」や「調整日」を入れておきましょう。週に1日は“復習日”にして、他の教科の進み具合によって内容を調整するのもおすすめです。
✅ ポイント:詰め込みすぎず、柔軟に変更できる余裕を持たせる!
親としてできるサポートは?
保護者ができることは、計画を“管理する”ことではなく、“見守る”ことです。
- 週1回、計画を一緒に確認する
- やったことを褒める
- ズレたときに「どう調整する?」と声をかける
こうした関わりが、子どもの「計画を自分でコントロールする力」を育てます。親が全部決めてしまうと、自立するチャンスを奪ってしまいます。
まとめ|計画的に勉強すれば、結果も変わる!
定期テストの勉強で大切なのは、「どれだけやるか」ではなく「どうやって進めるか」です。
計画の立て方を知れば、今までの“行き当たりばったり”から抜け出し、勉強の効率も成績も変わります。
まずは、小さな一歩から。
次のテストは「計画を立てる」ところから、スタートしてみませんか?
スタディブレインでは、計画の立て方のサポートも行っています。自分一人ではうまく計画を立てられないという方は、ぜひお問い合わせください。
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プロフィール:
和田晶平 スタディブレイン和歌山駅東口教室勉強コーチ
哲学と歴史が大好き 最近は中国古典にハマっている
スタディブレイン和歌山駅東口教室