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丸暗記から卒業!意味記憶を使って理科・社会を得意科目に変える方法
理科や社会は「暗記科目」と思われがちです。
しかし、ただの丸暗記ではすぐに忘れてしまい、点数につながりません。
この記事では、記憶の定着率を大きく上げる**「意味記憶」**に注目し、理科・社会の学習にどう活かすかを具体的に解説します。
なぜ理科・社会の暗記が苦手になるのか?
理科や社会が苦手な生徒の多くは、「単語だけを無理やり覚えようとしている」状態にあります。
心理学者エビングハウスの忘却曲線によれば、意味づけされない情報は24時間以内に半分以上忘れるとされています。
つまり、「意味のない丸暗記」は、記憶が脳にとどまりづらいのです。
「意味記憶」とは?記憶の質を変えるカギ
人の記憶は大きく分けて以下の2つに分類されます。
- エピソード記憶:体験・出来事などの記憶
- 意味記憶:言葉や概念、知識などを理解を伴って覚える記憶
理科や社会の成績を伸ばすには、単語や用語を“関連づけて”覚える意味記憶を活用することが不可欠です。
理科・社会で意味記憶を活用する勉強法
以下のように、丸暗記から意味記憶への切り替えを行いましょう。
1. 因果関係をセットで覚える
- 「なぜそうなるのか?」を自問する
- 例:「火山の形が変わるのは、溶岩の性質が違うから」
- → 理由を理解することで長期記憶に変わる
2. 図やフローチャートを使って整理する
視覚的な情報は脳に残りやすく、関連づけもしやすいです。
例えば、歴史の流れを図にして時代の特徴をまとめると、「なぜこの戦争が起きたのか」まで理解できます。
3. 自分の言葉で言い換える
「鎌倉幕府は武士の政府」など、教科書の言葉を自分なりに置き換えると、理解が深まり記憶にも残ります。
丸暗記と意味理解を組み合わせると最強になる
すべてを意味記憶にするのは時間がかかるため、語呂合わせや一問一答などの“表面的な暗記”も並行して行うことが重要です。
- 最初は意味理解に時間をかける
- 最後に反復で“テストで答える力”に変換する
この順番を守ると、インプットからアウトプットまでスムーズにつながります。
成績アップにつながる記憶の習慣化テクニック
記憶を定着させるには、単発の勉強ではなく、時間をかけた繰り返しが不可欠です。
アメリカの心理学者ロバート・ビョークは、**「遅延復習(スペースド・リピティション)」**が最も効果的と述べています。
具体的には、以下の間隔で復習を入れると効果的です。
- 1日後 → 3日後 → 1週間後 → 2週間後 → 1か月後
このように復習を「間隔を空けて」行うことで、意味記憶は強化され、忘れにくくなります。
まとめ:意味を理解すれば、理科・社会は必ず伸びる
暗記に苦手意識を持っている人は、「ただ覚える」から「なぜそうなるか」を考えることに勉強スタイルを変えてみてください。
その変化が、記憶の質を変え、点数にも直結します。
ポイントまとめ
- 理科・社会で必要なのは「意味を理解して覚える」こと
- 因果関係・図解・言い換えで関連づけを強化する
- 丸暗記と意味記憶を使い分けるのが効果的
- 復習は間隔を空けて繰り返すことで長期記憶になる
- 理解中心の勉強は、応用問題への対応力も高まる
スタディブレインでは、定期的に復習することも心掛けています。テスト2週間前の時点でワークを2周はできるようにスピード感をもって授業をしてるので、定期的に復習する余裕も生まれるわけです。
このような科学的な指導方針に関心がある方は、ぜひ体験授業を受けてみてください。スタディブレインの実績に、きっと納得していただけます。
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プロフィール:
和田晶平 スタディブレイン和歌山駅東口教室勉強コーチ
哲学と歴史が大好き 最近は中国古典にハマっている
スタディブレイン和歌山駅東口教室