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成績が伸びない高校生必見!志望校を変えるべきか迷ったときの判断基準

高校生が塾に通っていても「思うように成績が伸びない」という悩みは少なくありません。そのとき、真っ先に「志望校を変えるべきなのでは?」と考える保護者の方も多いでしょう。
しかし、志望校を変えることが正しい選択になる場合もあれば、まだ見直すべきは「志望校そのもの」ではなく「志望校に向けた習慣」の場合もあります。
この記事では、成績が伸びないときに確認したいポイントと、志望校変更を考えるべきかどうかの判断基準を解説します。
成績が伸びない高校生の共通点

塾に通っているにもかかわらず成績が停滞する高校生には、いくつかの共通点があります。
- 勉強時間は確保しているが、内容が定着していない
インプットばかりでアウトプットが少なく、テストで再現できない。 - 計画が目標と結びついていない
志望校の入試傾向を意識せず、漠然と問題集をこなしている。 - 自己流に偏りすぎている
塾や学校の指導をうまく取り入れず、効率の悪い学習に時間を費やしている。 - 生活リズムが乱れている
睡眠不足やスマホ使用の影響で集中力が低下している。
これらは「志望校が高すぎる」ことが原因ではなく、学習習慣や学習方法に課題があるケースが大半です。
志望校変更を考える前に見直したい習慣

1. 学習サイクルを整える
「インプット → 演習 → 振り返り」のサイクルを徹底できているかを確認しましょう。成績が伸びない生徒は、この振り返りを怠ることが多いです。
2. 志望校の入試傾向に合わせる
志望校の過去問を分析し、必要な学力を明確にすることが大切です。到達すべきゴールがぼんやりしていると、努力が空回りします。
3. 学習の質を高める
同じ2時間でも「集中して演習を行う2時間」と「ノートまとめ中心の2時間」では成果が大きく異なります。効率を見直すことで成績の伸びは変わります。
4. 日常生活の習慣を改善する
夜更かしや不規則な生活は集中力を削ぎます。生活習慣は学習習慣の土台です。
志望校を変更すべきか考えるタイミング

それでも成績が伸びないとき、志望校変更を検討すべきケースもあります。
- 模試や過去問演習で 合格可能性が10~20%未満 の状態が長期間続いている
- 本人が志望校にこだわりすぎて、学習意欲が下がっている
- 学力だけでなく精神的な負担が大きくなっている
このような場合は、早めに塾の先生や学校の先生と相談し、「併願校を含めた戦略的な志望校選び」を行うことが大切です。
志望校を変えない方が良い場合

一方で、すぐに志望校を変える必要がないケースもあります。
- 模試で 合格可能性40~60%のゾーン にいる場合
- 学習習慣が整っておらず、改善の余地がある場合
- 苦手科目が一時的に足を引っ張っているだけの場合
この段階で志望校を変えると、逆に「モチベーションの低下」につながることも少なくありません。
まとめ

成績が伸びないときに大切なのは、まず「志望校そのもの」ではなく「志望校に向けた習慣」を見直すことです。
- 学習サイクルを徹底する
- 志望校の傾向に合わせる
- 学習の質と生活習慣を改善する
これらを整えたうえで、それでも厳しいと感じるときに初めて志望校変更を検討すれば、後悔のない進路選択ができます。
高校受験や大学受験と同様に、高校生の塾での学びも「習慣」が鍵です。志望校を目指す過程そのものが、学力と成長につながることを意識しましょう。
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プロフィール:
和田晶平 スタディブレイン和歌山駅東口教室勉強コーチ
哲学と歴史が大好き 最近は中国古典にハマっている
スタディブレイン和歌山駅東口教室