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勉強の仕方

受験期に親がやってはいけない声掛けとは?逆効果になる言葉の正体

受験が近づくにつれて、親の声掛けはどうしても増えます。
「心配だから」「支えたいから」こそ出てくる言葉ですが、実はその中に、無意識に子どものパフォーマンスを下げてしまう声掛けが含まれていることがあります。

大切なのは、気持ちではなく「作用」。
ここでは、受験期に特に避けたい声掛けと、その理由を整理します。

なぜ声掛けが逆効果になりやすいのか

受験期は「評価」に敏感な時期

受験期の子どもは、常に
「自分は足りているのか」
「失敗したらどうなるのか」
を考えています。

この状態では、何気ない一言も「評価」として強く受け取られます。
親の言葉は、励ましよりも判定として響きやすいのです。

言葉は内容より「解釈」で効く

親の意図がポジティブでも、
子どもがどう解釈するかは別問題です。

「頑張ってる?」
→「足りてないと思われている」
「大丈夫?」
→「不安に思われている」

このズレが積み重なると、行動は鈍くなります。

受験期に避けたい声掛け① 危機感をあおる言葉

「このままだと厳しいよ」

現実を伝えているつもりでも、この言葉は
・不安を強める
・思考を守りに入らせる
・行動を小さくする

という作用を持ちます。

不安が強い状態では、挑戦的な行動が取りづらくなります。

「もう時間がない」

時間制限を強調すると、焦りは増しますが、集中は高まりません。
結果として、ミスや回避行動が増えやすくなります。

受験期に避けたい声掛け② 比較する言葉

「みんなもっとやってる」

比較は一時的に火をつけることもありますが、
長期的には
「どうせ自分は…」
という思考につながりやすくなります。

特に真面目な子ほど、自己否定に傾きがちです。

「○○くんはできているのに」

他人の名前が出た瞬間、
声掛けは応援から評価に変わります。
これは、親子関係の緊張を一気に高めます。

受験期に避けたい声掛け③ 抽象的な叱咤

「本気出しなさい」「集中しなさい」

これらの言葉は、方向性がありません。
「どうすればいいか分からない」状態を生み、行動を止めます。

子どもは、やる気よりも具体的な指示を必要としています。

では、どう声を掛ければいいのか

行動にだけ焦点を当てる

結果や姿勢ではなく、
「今日はどこまでやる予定?」
「今は何をやってる?」
と、行動そのものに目を向けます。

評価を含まない問いは、行動を安定させます。

時間と範囲を限定する

「あと10分だけ」
「この1問だけ」

範囲を区切る言葉は、集中を生みやすくなります。
緊張感は、曖昧さを減らすことで自然に生まれます。

できた直後の一言を大切にする

「ちゃんとやったね」よりも、
「今の集中、よかったね」
とプロセスに触れる言葉が効果的です。

声掛けは「増やす」より「削る」

受験期に必要なのは、完璧な声掛けではありません。
むしろ、余計な一言を減らすことです。

・評価しない
・比較しない
・焦らせない

この3点を意識するだけで、家庭の空気はかなり安定します。

子どもが力を出せるかどうかは、
追い込まれているかではなく、
安心して集中できているかで決まります。

声を掛ける前に、
「この一言は、行動を前に進めるか?」
と一呼吸置く。
それだけで、受験期の関わり方は大きく変わります。

受験では本人たちよりも保護者様の方が心配になる気持ちはよくわかります。ですが、色々と口を出してしまうと子どもたちを追い込んでしまうことにもなります。

今回ご紹介した記事の内容が参考になれば幸いです。

和歌山市の高校受験の勉強に関する記事もありますので、ぜひご覧ください。

プロフィール:

和田晶平 スタディブレイン和歌山駅東口教室勉強コーチ

哲学と歴史が大好き 最近は中国古典にハマっている

スタディブレイン和歌山駅東口教室

住所:〒640-8323 和歌山県和歌山市太田2丁目2−15 岡三ビル3階