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受験期に「新しいこと」をやってはいけない理由とは?伸び悩みを防ぐ勉強の整理術

受験が近づくと、
「この教材もやった方がいい?」
「新しい問題集に手を出した方がいい?」
と不安になることがあります。
ですが結論から言えば、受験期に新しいことを次々と増やすのは、成績を伸ばすどころか不安定にする原因になりやすいのです。
受験期に新しいことを増やしたくなる心理

不安は「行動量」を増やしたくさせる
不安を感じると、人は
「何か足りないのではないか」
「もっとやらなければ」
と考えます。
その結果、教材や勉強法を増やすことで安心しようとします。
しかしこれは、不安を紛らわせているだけで、学力の安定にはつながりにくい行動です。
「やっていないこと」が気になりやすくなる
受験期は情報も多く、
「この塾ではこんなことをやっている」
「この問題集がいいらしい」
といった話が耳に入ります。
すると、今やっていることの価値が見えにくくなり、新しいものに目が向きやすくなります。
新しいことが逆効果になりやすい理由

脳の負荷が一気に増える
新しい教材や解法は、理解するだけでエネルギーを使います。
受験期はすでに
・時間制限
・緊張
・結果への意識
で脳の負荷が高い状態です。
そこに新しいことを加えると、処理が追いつかなくなり、ミスや混乱が増えます。
「安定して解ける状態」が崩れる
受験で必要なのは、
知っていることを確実に出せる状態です。
新しいことに手を出しすぎると、
・手順が揺れる
・迷いが増える
・解くスピードが落ちる
といった現象が起きやすくなります。
受験期にやるべき「正しい整理」

新しいことより「精度」を上げる
この時期に優先すべきなのは、
・すでに学んだ内容を
・同じ手順で
・同じ精度で
解けるようにすることです。
量を増やすより、再現性を高めることが点数につながります。
勉強内容を「減らす勇気」を持つ
「全部やらなきゃ」ではなく、
「今はこれだけやる」
と範囲を絞ることで、集中力は上がります。
受験期の勉強は、足し算より引き算です。
親ができるサポートのポイント

「何を増やす?」ではなく「何を安定させる?」
声掛け一つで、意識は変わります。
「次は何をやる?」
ではなく、
「今やっている中で、もう少し安定させたいところはどこ?」
と聞くことで、整理の視点が育ちます。
新しいことをやらない決断を肯定する
何かをやらない選択は、勇気が要ります。
「それでいいと思うよ」
と肯定されることで、子どもは迷いなく今の勉強に集中できます。
受験期は「増やす」より「整える」時期

受験直前期に成績が伸びる子は、
特別なことを始めているわけではありません。
・やることが決まっている
・手順が固まっている
・迷いが少ない
この状態が整った結果、点数が安定していきます。
不安なときほど、何かを足したくなります。
ですが本当に必要なのは、今やっていることを信じて整えることです。
受験期は、新しいことを始める時期ではありません。
力を発揮できる状態を作る時期です。
何かと不安になるのが受験期ですが、そんな時こそ、「何を言うか」よりも「何を言わないか」の方が大事になります。親がやってはいけない声掛けについての記事もありますので、併せてご覧ください。
プロフィール:
和田晶平 スタディブレイン和歌山駅東口教室勉強コーチ
哲学と歴史が大好き 最近は中国古典にハマっている
スタディブレイン和歌山駅東口教室