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数学の家庭学習が続かない人への効果的な学習法

―「分かっているのに続かない」を仕組みで解決する―
「数学は大事だと分かっているのに、家ではなかなかやらない」
「テスト前しか勉強しない」
数学の家庭学習について、こうした悩みは非常に多く聞かれます。
ですが、数学の勉強が続かないのは、意欲や根性の問題ではありません。
多くの場合、家庭学習のやり方が“続かない設計”になっていることが原因です。
数学の家庭学習が続かない理由

つまずきが見えにくく、心理的ハードルが高い
数学は、一度つまずくと
「どこから分からないのか分からない」
状態になりやすい教科です。
その結果、
・机に向かう前から気が重くなる
・間違えるのが嫌で後回しになる
といった心理が働き、家庭学習が途切れやすくなります。
「何をすればいいか」が決まっていない
「数学を勉強しなさい」
と言われても、
・問題集のどこを
・何問
・どのレベルで
やるのかが曖昧だと、行動は止まります。
判断が多い学習ほど、家庭では続きません。
続く数学学習に必要な視点

数学は「理解」より「安定」が先
数学というと「理解すること」が重視されがちですが、家庭学習でまず必要なのは、
解き方が安定して出せる状態です。
深く考えることは大切ですが、毎回ゼロから考える勉強は、時間もエネルギーもかかります。
家庭学習では、まず
「この問題はこの手順」
が迷わず出てくる状態を作ることが重要です。
やる気に頼らない形にする
数学が続かない人ほど、
「やる気が出たらやろう」
という設計になっています。
やる気は感情なので、必ず上下します。
必要なのは、やる気がなくても進む形です。
家庭学習が続く数学学習法① 内容を徹底的に絞る

「今日はここだけ」を明確にする
家庭学習では、
・このページのこの問題
・この番号を3問だけ
と、範囲を極端に絞ることが効果的です。
終わりが見えない勉強は、始まりません。
解説を先に確認してもいい
「まずは自分で考えなければいけない」
という思い込みが、数学を重くします。
家庭学習では、
・解説を見て
・手順を確認し
・同じやり方で解く
この順番で問題ありません。
これは思考放棄ではなく、型を入れるための合理的な方法です。
家庭学習が続く数学学習法② 時間と行動を固定する

勉強時間より「開始の合図」を決める
「30分やる」よりも、
「夕食前に1問」
「学校から帰ったら1ページ」
といった行動のトリガーを決める方が続きます。
始まりが決まれば、量は自然に増えます。
毎日やらなくてもいい
数学の家庭学習は、毎日でなくても構いません。
大切なのは、
「やる日が決まっていること」
です。
曜日固定や隔日など、無理のない頻度で十分です。
家庭学習が続く数学学習法③ 成果の見方を変える

正解・不正解だけで評価しない
家庭学習では、
・解いた
・途中まで書いた
・考えた
といった行動そのものを成果として扱います。
点数や正答率だけを見ると、数学は嫌いになりやすくなります。
ミスは「データ」として扱う
間違いは失敗ではありません。
・どこで止まったか
・どこで間違えたか
を確認することで、次にやることが明確になります。
親や周囲ができるサポート

「できた?」より「どこやった?」
確認や詰問は、数学学習を止めます。
代わりに、
「今日はどこやったの?」
と聞くだけで、行動に意識が向きます。
量より「継続」を評価する
短時間でも、
「今日も数学に触れた」
という事実を評価することが、次につながります。
数学の家庭学習が続く人は特別ではない

数学の家庭学習が続く人は、意志が強いわけでも、才能があるわけでもありません。
・やることが決まっていて
・量が少なく
・迷いが少ない
そんな仕組みの中で、淡々と続けているだけです。
数学は、まとめて頑張る教科ではありません。
小さく、安定して積み重ねる教科です。
まずは、今日やる問題を一つだけ決めること。
そこから、数学の家庭学習は無理なく続くようになります。
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プロフィール:
和田晶平 スタディブレイン和歌山駅東口教室勉強コーチ
哲学と歴史が大好き 最近は中国古典にハマっている
スタディブレイン和歌山駅東口教室