ブログ
Blog
受験が近づくと親子関係が悪くなる理由とは?衝突を防ぐために知っておきたい視点

「最近、会話が減った」
「ちょっとしたことで言い合いになる」
受験が近づくにつれて、こうした親子関係の変化を感じる家庭は少なくありません。
ですがこれは、特別な問題が起きているわけではなく、受験期に起こりやすい構造的なズレによるものです。
親子関係が悪くなりやすいのは自然なこと

親と子で「見ているゴール」が違う
親はどうしても、
・合否
・進学先
・将来への影響
といった結果のゴールを見ています。
一方で子どもは、
・今日の課題
・目の前のテスト
・今感じている不安
といった現在の負荷を見ています。
このゴールのズレが、会話のすれ違いを生みます。
心配は「管理」に変わりやすい
親の心配は本来、愛情から来るものです。
しかし受験期は、その心配が
・確認
・指示
・干渉
に変わりやすくなります。
その結果、子どもは
「応援されている」より
「監視されている」
と感じやすくなります。
衝突が起きやすい典型パターン

勉強の話題が「評価」になる
「今日はどれくらいやった?」
「その点数で大丈夫?」
こうした質問は、情報収集のつもりでも、
子どもにとっては査定として受け取られがちです。
評価が続くと、会話自体を避けるようになります。
タイミングの悪い声掛け
疲れているとき、失敗直後、集中が切れた瞬間。
このタイミングでの声掛けは、内容に関係なく衝突を生みやすくなります。
問題は言葉より、タイミングです。
親子関係を悪化させないための視点

関係を良くしようとしすぎない
意外に思われるかもしれませんが、
受験期は「仲良くしよう」と意識しすぎない方がうまくいくこともあります。
必要なのは、
・適度な距離
・干渉しすぎない空気
です。
会話の役割を分ける
すべてを家庭内で完結させようとすると、負荷が集中します。
勉強の細かい管理は塾や学校に任せ、
家庭では生活と回復の場としての役割を意識します。
衝突を防ぐ具体的な関わり方

勉強以外の会話を意識的に残す
受験の話題が増えすぎると、関係は単調になります。
短くてもいいので、勉強と関係のない会話を意識的に挟みます。
「聞く」と「任せる」を増やす
「こうした方がいい」ではなく、
「どうする予定?」
と聞く。
そして一度決めたら、細かく口を出さない。
この一貫性が、信頼を保ちます。
感情が出たら一度引く
言い合いになりそうなときは、解決しようとしなくて構いません。
その場を収めることより、関係を壊さないことを優先します。
受験期の親子関係は「役割調整の時期」

受験が近づいて親子関係がギクシャクするのは、
努力不足でも失敗でもありません。
それは、
「支える役割」
「任せる役割」
への移行期に起きる自然な摩擦です。
関係を良くしようと頑張りすぎず、
距離を取り、役割を分け、口数を少し減らす。
それだけで、衝突は大きく減ります。
受験期に一番守りたいのは、
勉強量よりも、
安心して戻ってこられる親子関係です。
関連記事はこちらです:
プロフィール:
和田晶平 スタディブレイン和歌山駅東口教室勉強コーチ
哲学と歴史が大好き 最近は中国古典にハマっている
スタディブレイン和歌山駅東口教室