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勉強の仕方

「分かったつもり」を防ぐ勉強法―成績が伸びない本当の原因は、理解不足ではない―

「授業中は分かっていたのに、テストになると解けない」
「家で復習したはずなのに、いざ問題を見ると手が止まる」

このような経験がある人は少なくありません。
この状態は、勉強していないから起きているのではなく、「分かったつもり」で止まってしまっていることが原因です。

「分かったつもり」とは何か

見れば分かる状態を「理解した」と勘違いしている

ノートや教科書を見て、
「なるほど」「分かる分かる」
と感じることはよくあります。

しかしこれは、
情報を見て理解している状態にすぎません。

テストで求められるのは、
・何も見ずに
・制限時間内に
・自分の頭から引き出す
ことです。

「見れば分かる」と「出せる」は、全く別物です。

「分かったつもり」は自覚しにくい

分からないときは自覚できますが、
分かったつもりのときは、本人に自覚がありません。

そのため、
「もう大丈夫」
「復習しなくていい」
と判断してしまい、学習が止まります。

「分かったつもり」が起きやすい勉強法

ノートまとめ・解説読みが中心の勉強

ノートをきれいにまとめたり、解説をじっくり読んだりすると、理解した気になります。
しかしこれらはすべて受け身の学習です。

頭を使っているようで、実は
「答えを見て納得しているだけ」
になりやすいのです。

答えをすぐに確認してしまう

少し考えて分からないと、すぐに答えを見る。
この習慣も、「分かったつもり」を生みやすくします。

思い出す前に答えを見てしまうと、記憶に残るきっかけが失われます。

「分かったつもり」を防ぐための基本原則

勉強は「思い出す行為」で完成する

テスト本番は、
「思い出す」
「使う」
の連続です。

つまり、普段の勉強の中に
意図的に思い出す時間
がなければ、テスト対策にはなりません。

間違えることを前提にする

「間違えた=理解していない」
ではありません。

むしろ、
間違えたところこそが、これから伸びる場所です。

間違いを避ける勉強は、「分かったつもり」を量産します。

「分かったつもり」を防ぐ具体的な勉強法

① 何も見ずに説明できるか確認する

勉強の最後に、
・今日やった内容を
・ノートを見ずに
・口で説明できるか
を試します。

説明できなければ、理解は途中段階です。

② 白紙から解き方・公式を書いてみる

特に数学や理科では、
「分かる」ではなく
「再現できる」
ことが重要です。

白紙に、
・公式
・手順
を書けるかどうかで、理解の深さが分かります。

③ 問題を解く前に答えを隠す

当たり前のようですが、
答えを見ないで解く
これが最も確実なチェックです。

途中で止まったら、そこが「分かったつもり」の正体です。

教科別のチェック方法

数学の場合

・解説を閉じて同じ問題を解けるか
・途中式を自分で書けるか

「流れが分かる」では不十分です。

英語の場合

・単語の意味を隠して言えるか
・英文を見ずに和訳できるか

読むだけでは定着しません。

理科・社会の場合

・用語を説明できるか
・因果関係を言葉で言えるか

暗記も「出せるか」で確認します。

親や周囲ができるサポート

「分かった?」と聞かない

「分かった?」と聞くと、多くの子は反射的に「分かった」と答えます。
代わりに、
「どんな内容だった?」
「どうやって解くんだっけ?」
と聞くことで、理解度が見えます。

正解より「過程」を見る

合っているかどうかより、
「どう考えたか」
「どこで止まったか」
に注目することで、分かったつもりを防げます。

「分かったつもり」を壊すと成績は伸びる

成績が伸びない原因は、
理解していないことより、
理解したつもりで止まっていること
である場合がほとんどです。

・思い出す
・使う
・間違いを確認する

この流れを少し意識するだけで、
勉強の質は大きく変わります。

「分かったつもり」を防ぐことは、
遠回りのようで、実は一番の近道です。

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プロフィール:

和田晶平 スタディブレイン和歌山駅東口教室勉強コーチ

哲学と歴史が大好き 最近は中国古典にハマっている

スタディブレイン和歌山駅東口教室

住所:〒640-8323 和歌山県和歌山市太田2丁目2−15 岡三ビル3階