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授業後24時間の正しい復習法―「やったのに忘れる」を防ぐ、最も効率のいい勉強タイミング―

「授業は分かったはずなのに、次の日になるとほとんど覚えていない」
「復習が大事なのは分かっているけど、何をすればいいか分からない」
こうした悩みは、学年や教科を問わず非常に多く見られます。
結論から言えば、復習の量や時間よりも、タイミングとやり方が重要です。
特に、授業後24時間の使い方は、学習効果を大きく左右します。
なぜ「授業後24時間」が重要なのか

人は聞いただけの内容を急速に忘れる
人の脳は、
「使われなかった情報」を重要ではないと判断します。
授業で理解した内容も、その後に使わなければ、短時間で忘れていきます。
これは意志や能力の問題ではなく、脳の正常な仕組みです。
24時間以内の復習は記憶の定着率が高い
授業後すぐ〜24時間以内に一度思い出すことで、
「この情報は必要だ」という信号が脳に送られます。
この一手間があるかどうかで、
・翌週の理解度
・テスト前の復習量
が大きく変わります。
よくある間違った復習のやり方

ノートや教科書を読み返すだけ
ノートを見返して
「分かる」「思い出せる気がする」
と感じることは多いですが、これは受け身の復習です。
見れば分かる状態と、
何も見ずに出せる状態は、全く別物です。
時間をかけすぎてしまう
「復習はしっかりやらなければ」と思い、
1時間以上かけようとすると、結局やらなくなりがちです。
復習は、短く・軽く・確実にが基本です。
授業後24時間の正しい復習ステップ

ステップ① まずは何も見ずに思い出す
最初にやるべきことは、
ノートや教科書を開くことではありません。
・今日の授業で何をやったか
・どんな問題を解いたか
・重要だったポイントは何か
を、何も見ずに思い出すことです。
これが、最も効果の高い復習です。
ステップ② 問題を1〜3問だけ解く
次に、授業で扱った内容から
1〜3問だけ問題を解きます。
量は少なくて構いません。
大切なのは、授業内容を使うことです。
間違えても問題ありません。
間違いこそが、復習の目的です。
ステップ③ 解説で確認し、ズレを直す
最後に、
・どこで止まったか
・どこで間違えたか
を確認します。
ここで初めて、ノートや解説を見ます。
「なぜ違ったのか」を一言で言える状態にするのが理想です。
教科別・24時間復習の具体例

数学の場合
・公式や手順を何も見ずに書く
・授業で解いた問題を1問解く
これだけで十分です。
考え込まず、解き方を再現できるかを確認します。
英語の場合
・今日出てきた単語を隠して思い出す
・習った英文を日本語に直す、または音読する
長文をやり直す必要はありません。
理科・社会の場合
・重要用語を白紙に書き出す
・因果関係を口で説明する
「読んで覚える」より、「出す」ことを優先します。
復習を続けるためのコツ

10分以内で終わる設計にする
24時間復習は、
短く終わるから続きます。
10分以内で終わると分かっていれば、心理的な負担は大きく下がります。
毎日やらなくてもいい
すべての授業を完璧に復習する必要はありません。
・重要な教科
・苦手な単元
だけでも十分効果があります。
親ができるサポートのポイント

「復習した?」と聞かない
確認や詰問は、行動を止めやすくなります。
代わりに、
「今日の授業、どんな内容だった?」
と聞くだけで、自然に思い出す時間になります。
時間ではなく「行動」を見る
復習は、長さではなく中身です。
短くても、思い出して使っていれば、十分な復習です。
授業後24時間は「最小で最大の効果」が出る時間

復習は、
頑張る作業ではありません。
記憶を定着させるための確認作業です。
授業後24時間以内に、
・思い出す
・使う
・ズレを直す
この3ステップを少し入れるだけで、
「分かったつもり」で終わる授業は、
「使える知識」に変わります。
まずは、次の授業のあとに10分。
それだけで、学習効率は大きく変わります。
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プロフィール:
和田晶平 スタディブレイン和歌山駅東口教室勉強コーチ
哲学と歴史が大好き 最近は中国古典にハマっている
スタディブレイン和歌山駅東口教室