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リスニングが伸びない人の共通点―「聞いているのに聞こえない」から抜け出すために―

「英語を毎日聞いているのに、全然聞き取れるようにならない」
「音声を流しているだけで勉強した気になってしまう」
リスニングが伸びないと感じている人は、決して少数派ではありません。
しかしその多くは、**才能やセンスの問題ではなく、共通した“やり方のズレ”**を抱えています。
リスニングが伸びない原因は「耳」ではない

英語が聞こえないのは、脳が処理できていないから
「英語が聞こえない」というと、
耳の問題や集中力の問題だと思われがちですが、実際は違います。
英語のリスニングは、
・音を認識し
・単語として区切り
・意味と結びつけ
・文として理解する
という複雑な処理を、ほぼ同時に行っています。
リスニングが伸びない人は、この処理が途中で止まっているだけです。
聞き流しはほとんど効果がない
音声をBGMのように流しているだけでは、
脳はそれを「重要な情報」と判断しません。
結果として、
「聞いているのに伸びない」
という状態になります。
リスニングが伸びない人の共通点① 音を正確に聞こうとしていない

単語を知っているのに聞き取れない理由
教科書を見れば分かる単語なのに、音になると聞き取れない。
これは、
音と文字が結びついていない
ことが原因です。
多くの人は、英単語を
「文字情報」としてしか覚えていません。
英語は文字通りには発音されない
英語では、
・音がつながる
・消える
・弱くなる
ことが当たり前に起きます。
これを知らずに「正確な音」を聞こうとすると、処理が追いつきません。
リスニングが伸びない人の共通点② 意味を考えすぎて止まる

一語ずつ訳そうとしてしまう
英語を聞きながら、
「今の単語は何だろう」
「日本語ではどういう意味だろう」
と考えていると、その瞬間に音声は先に進んでしまいます。
リスニング中に考え込む癖がある人ほど、
内容が抜け落ちやすくなります。
英語は「完璧に分からなくていい」
すべての単語が分からなくても、
大意が取れれば十分です。
しかし、完璧を求める意識が強いと、
分からなかった瞬間に集中が切れてしまいます。
リスニングが伸びない人の共通点③ アウトプットがほぼない

聞くだけでは処理能力は上がらない
リスニング力は、
「聞いた量」
ではなく、
「処理した量」
で決まります。
聞いた音を
・口に出す
・書き取る
・再現する
といったアウトプットがなければ、脳は本気で処理しません。
インプット過多になっている
単語帳、文法、音声。
情報を入れることに偏りすぎると、
「使える力」
が育ちにくくなります。
リスニングが伸びない人の共通点④ レベル設定が合っていない

難しすぎる音声を使っている
「分からないから難しいものをやろう」
と考えてしまいがちですが、これは逆効果です。
8割程度内容が分かる音声でなければ、
脳は処理を諦めてしまいます。
聞き取れない音が多すぎると学習が止まる
少し聞き取れない、がベストです。
ほとんど聞き取れない状態では、改善点が見えません。
リスニングが伸びる人がやっていること

音を「真似る」練習をしている
シャドーイングや音読など、
音声をそのまま再現する練習を取り入れています。
これにより、
音の処理スピードと認識精度が同時に上がります。
聞こえなかった部分を放置しない
ディクテーションなどを通して、
「どこが聞き取れなかったのか」
を明確にします。
分からないまま流さないことが重要です。
短時間でも毎日触れている
長時間まとめてやるより、
10分でも毎日英語音声に触れる方が効果的です。
まとめ:リスニングが伸びないのは「才能」ではない

リスニングが伸びない人には、
・聞き方
・考え方
・学習設計
に共通点があります。
逆に言えば、
そこを少し変えるだけで、伸び方は大きく変わります。
英語を
「聞く勉強」
から
「処理する訓練」
に変えること。
それが、リスニングを伸ばすための本質です。
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プロフィール:
和田晶平 スタディブレイン和歌山駅東口教室勉強コーチ
哲学と歴史が大好き 最近は中国古典にハマっている
スタディブレイン和歌山駅東口教室