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勉強の仕方

20秒で集中力が切れる時代に、子どもが勉強に向き合うための工夫|スタディブレイン


「最近の子は、すぐスマホを触ってしまう」「勉強を始めても、5分も経たないうちに気が散っている」

そんな様子を見て、心配になる保護者の方は多いのではないでしょうか。

実は、これはお子さんの意志が弱いからではありません。今の子どもたちが育っている環境そのものが、集中力を奪う設計になっているのです。


なぜ今の子どもは集中力が続かないのか

TikTokやYouTubeショートのような短編動画は、わずか15秒〜20秒で次々と新しい情報が流れてきます。少しでも「飽きた」と感じれば、すぐに次の動画へスワイプできる。

この体験を毎日繰り返していると、脳は**「すぐに次の刺激を求める」状態**に慣れてしまいます。これは決して大げさな話ではなく、近年、子どもたちの平均的な集中持続時間が短くなっているという指摘は、教育関係者の間でも増えています。

つまり、今の子どもたちは「集中力がない」のではなく、「20秒で切り替わる情報環境」に脳が最適化されてしまっているだけなのです。この点についてはこちらのブログでも別の角度から取り上げています。

これは大人にも起きている変化ですが、発達段階にある子どもの脳は、より影響を受けやすいと言われています。


短編動画と勉強は、脳への負荷が全く違う

短編動画を見ているときの脳は、実はほとんど働いていません。次々に流れてくる情報を受け取るだけで、自分で考える必要がないからです。

一方、勉強は真逆です。問題を読み、考え、答えを出す。これは脳にとって負荷の高い作業です。

短編動画に慣れた脳にとって、勉強はとても「しんどい」ものに感じられます。「楽な刺激」に慣れた状態から、いきなり「負荷の高い作業」に切り替えるのは、本来とても難しいことなのです。

お子さんが勉強を始めてすぐスマホに手が伸びてしまうのは、ある意味、自然な反応だと言えます。


「集中力をつける」より「集中できる環境をつくる」

ここで大切な考え方があります。集中力は、根性や意志の力で鍛えるものではなく、環境によって生み出されるものだという考え方です。環境設計によって集中力をコントロールする方法については、こちらのブログでも具体的に紹介しています。

「集中しなさい」と言葉で伝えても、脳の仕組みは変わりません。むしろ、環境を変えることで、自然と集中せざるを得ない状況をつくる方が効果的です。

具体的には、以下のような工夫が考えられます。

①勉強する時間は、スマホを別の部屋に置く

視界にあるだけで気になってしまうのが、スマホの厄介な特徴です。物理的に距離を置くだけで、集中の切れにくさが変わります。

②短い時間から始める

最初から「2時間集中しなさい」と求めるのは現実的ではありません。まずは15分、25分など、短い時間で区切り、休憩を挟みながら少しずつ伸ばしていく方法が効果的です。

③「考える時間」と「答え合わせの時間」を分ける

短編動画のように「すぐ答えが欲しい」という感覚のまま勉強すると、わからない問題にすぐ答えを見てしまいます。まずは時間を決めて自分の頭で考える時間を確保し、その後にまとめて答え合わせをする、という順番を意識づけることが大切です。


「考える時間」に慣れることが、何よりの対策

短編動画的な刺激に慣れた脳を、勉強向きの脳に切り替えるには、「考える時間」そのものに慣れていく経験が必要です。

最初はつまらなく感じても、自分の頭で考えて答えにたどり着いたとき、子どもは「ちゃんと考えられた」という感覚を得ます。この経験を繰り返すことで、徐々に「考えること」自体への耐性がついていきます。

これは一気には変わりません。しかし、短い時間から少しずつ積み重ねることで、確実に変化していきます。


スタディブレインが大切にしている「考える時間」

スタディブレインでは、教科を教えることはしません。代わりに大切にしているのは、生徒自身が「自分の頭で考える時間」をしっかり確保することです。

すぐに答えを教えるのではなく、まずは自分で考えてもらう。わからなければ、ヒントを出しながら考え続けてもらう。このプロセスを繰り返すことで、短編動画に慣れた脳でも、少しずつ「勉強に向き合える脳」へと変化していきます。

「うちの子、集中力がなくて」と感じたら、それは意志の問題ではなく、環境と習慣の問題かもしれません。まずは小さな一歩から、考える時間を増やしていくことをおすすめします。


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プロフィール:

和田晶平 スタディブレイン和歌山駅東口教室勉強コーチ

哲学と歴史が大好き

スタディブレイン和歌山駅東口教室

住所:〒640-8323 和歌山県和歌山市太田2丁目2−15 岡三ビル3階