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集中できる時間はどれくらい?認知負荷から見る正しい休憩の取り方|スタディブレイン

「全然集中できない」「すぐ気が散ってしまう」
そう感じたことはありませんか?でもそれは、意志が弱いからでも、サボりたいからでもありません。脳の仕組みとして、集中できる時間には限界があるからです。
正しい休憩の取り方を知るだけで、同じ時間でも勉強の効率は大きく変わります。
そもそも人間が集中できる時間はどれくらいか

結論から言います。集中力が高い状態を維持できる時間は、せいぜい15〜45分程度と言われています。
個人差はありますが、1〜2時間ぶっ通しで高い集中力を保つことは、脳の仕組み上かなり難しいことです。
これは「認知負荷」という概念で説明できます。認知負荷とは、脳が情報を処理するときにかかる負担のことです。勉強中は新しい情報を理解したり、問題を解いたりと、脳に高い負荷がかかり続けています。この負荷が限界を超えると、集中力が急激に落ちます。
つまり、集中できなくなるのはサボりたいからではなく、脳が限界を超えているサインです。
間違った休憩の取り方

休憩の取り方にも、正しいものと間違っているものがあります。
よくある間違いは、スマホを触ることを「休憩」と思っていることです。
SNSを見たり、動画を見たりすることは、一見リラックスしているように感じますが、実は脳にとってはそれほど休まっていません。次々に流れてくる情報を処理し続けているため、認知負荷がかかり続けているからです。
「スマホで5分だけ休憩するつもりが30分経っていた」という経験はありませんか?これは脳が疲れているところに新たな刺激を与え続けた結果、時間感覚がなくなってしまっている状態です。スマホ休憩は休憩のつもりで、実は脳をさらに疲れさせています。
スマホを勉強中に遠ざけるための具体的な工夫については、こちらのブログで詳しく紹介しています。
正しい休憩の取り方

では、どう休めばいいのか。ポイントは**「脳への入力を減らすこと」**です。
①目を閉じる・ぼーっとする(5〜10分)
何も考えず、目を閉じてぼーっとするだけで、脳はかなり回復します。窓の外をぼんやり眺めるだけでも効果的です。スマホも本も見ない。何も情報を入れない時間を作ることが大事です。
②軽く体を動かす(5〜10分)
席を立ってストレッチをする、少し歩くだけでも、脳への血流が増えて集中力が回復しやすくなります。ずっと座りっぱなしで「休憩」するより、体を動かす方が次の集中につながります。
③水を飲む
脳は水分不足にとても敏感です。集中力が落ちてきたと感じたら、まず水を一杯飲んでみてください。それだけで頭がすっきりすることがあります。
やってはいけない休憩
- スマホのSNSや動画を見る
- ゲームをする
- 漫画を読む
これらはすべて、脳への情報入力が多く、認知負荷が下がりません。休憩のつもりが脳をさらに疲れさせてしまいます。
集中と休憩のサイクルを設計する

正しい休憩の取り方がわかったら、次は集中と休憩のサイクルを最初から設計することが大切です。
おすすめのサイクルはこうです。
| 集中時間 | 休憩時間 |
| 25分 | 5分 |
| 45分 | 10〜15分 |
最初は25分集中・5分休憩から始めて、慣れてきたら45分集中・10〜15分休憩に伸ばしていくのがおすすめです。
重要なのは、集中する前に「何分やるか」を決めることです。「なんとなく勉強する」ではなく、「25分でこの問題を解く」と決めてタイマーをセットする。終わったら必ず休憩を取る。このサイクルを繰り返すことで、だらだら長時間机に向かうより、ずっと多くのことが頭に入ります。
「頑張り続ける」より「うまく休む」方が成果が出る

長時間ぶっ通しで勉強することが「頑張っている」と思いがちですが、脳の仕組みから見ると、それは必ずしも正しくありません。
集中力が切れた状態で続けても、勉強した内容は頭に残りにくくなります。むしろ、短い集中と正しい休憩を繰り返す方が、同じ時間でより多くのことが身につきます。
「集中できない」と感じたら、まず休憩の取り方を見直してみてください。スマホを置いて、目を閉じて、5分だけぼーっとしてみる。それだけで次の集中の質が変わってきます。
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プロフィール:
和田晶平 スタディブレイン和歌山駅東口教室勉強コーチ
哲学と歴史が大好き
スタディブレイン和歌山駅東口教室