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勉強の仕方

受験期のやる気は上げなくていい?大切なのは「維持する設計」

「最近やる気が下がっている気がする」
「どうすればモチベーションを上げられますか?」

受験期になると、やる気の上下が気になりがちです。
ですが結論から言えば、受験期にやる気を無理に上げようとする必要はありません
むしろ重要なのは、やる気が下がりきらないように維持できる設計を整えることです。

なぜ受験期にやる気は不安定になるのか

やる気は感情なので上下して当たり前

やる気は性格や根性ではなく、感情の一部です。
不安、疲れ、失敗体験、比較。
受験期は、やる気を下げる要因が常に存在しています。

「ずっと高いやる気を保つ」こと自体が、現実的ではありません。

やる気に頼ると行動が不安定になる

やる気がある日は勉強できる。
やる気がない日は進まない。
この状態では、勉強量も質も安定しません。

受験期に必要なのは、感情に左右されない行動です。

やる気を「上げよう」とすると起きやすい失敗

追い込みや叱咤で一時的に動かそうとする

「このままで大丈夫?」
「今が踏ん張りどころでしょ」

こうした言葉は、短期的には動くことがありますが、
長期的には疲労と反発を生みやすくなります。

目標を大きくしすぎる

「合格するためにもっと頑張ろう」
といった大きな目標は、行動に変換しづらく、
結果として何も手につかない状態を招きがちです。

受験期に必要なのは「やる気がなくても進む仕組み」

行動のハードルを極限まで下げる

やる気がない日でも、
「これだけはやる」
という最低ラインを決めておくことが重要です。

5分、1問、1ページ。
小さすぎるくらいで構いません。
行動が始まれば、やる気は後からついてきます。

勉強の開始を自動化する

「やるかどうか」を考えさせない。
時間、場所、順番を固定することで、
やる気を使わずに行動が始まります。

これは、意思の強さではなく設計の問題です。

やる気を維持するための具体的な設計

勉強内容を「やり切れるサイズ」にする

終わりが見えない勉強は、やる気を削ります。
逆に、
「ここまでやれば終了」
が明確な勉強は、取り組みやすくなります。

成果ではなく「継続」を評価する

点数や結果は、すぐに出ません。
その代わり、
・机に向かった
・決めたことをやった

といった行動そのものを評価することで、自己否定を防げます。

疲れ切る前に休む

限界まで頑張ると、翌日以降に反動が来ます。
受験期は、全力を出す日よりも、安定して続けられる日を増やす方が重要です。

親ができるサポートのポイント

やる気を測ろうとしない

「やる気ある?」
と聞かれるたびに、子どもは自分の状態を意識しすぎてしまいます。

代わりに、
「今日は何からやる?」
と行動に目を向けた問いかけが有効です。

やる気が低い日を責めない

やる気が低い日は、誰にでもあります。
それを責めず、
「そういう日もあるよね」
と受け止めることで、翌日の回復が早くなります。

受験期に強いのは「やる気が高い子」ではない

受験期に結果を出すのは、
常に高いやる気を保てる子ではありません。

・やる気がなくても机に向かえる
・感情が揺れても勉強が止まらない
・淡々と続けられる

こうした安定した行動を作れた子です。

やる気を上げようと頑張るより、
やる気が下がっても崩れない設計を整える。
それが、受験期を最後まで走り切る一番の近道です。

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プロフィール:

和田晶平 スタディブレイン和歌山駅東口教室勉強コーチ

哲学と歴史が大好き 最近は中国古典にハマっている

スタディブレイン和歌山駅東口教室

住所:〒640-8323 和歌山県和歌山市太田2丁目2−15 岡三ビル3階